第五章
第五章
夕方。旅館いずみ。その前でタクシーがとまる。玄関先で、女将さんが待機している。太った、優しそうな女性。大規模な旅館ではないが、建物には段差はないので、誰でも泊まれるつくりになっている。掲示板には、歓迎、木本様、影山様と書かれている。
女将「いらっしゃいませ、えーと、お客様は、」
杉三「影山杉三。杉ちゃんと呼んでね。影山様とか、そういう呼び方はしないでね。どうも、そういう呼ばれ方は好きじゃないからね。ただの馬鹿に、さまを付けるのは、どうかと思うので。おい、君も名前を言わなきゃ。」
藤吉郎「木本。」
杉三「そこで止めちゃだめだろ。」
藤吉郎「藤吉郎。」
女将「木本さんね。こっちに来たのは、初めてかな。」
藤吉郎「はい。」
杉三「はいじゃないだろ。」
藤吉郎「あ、、、。」
杉三「そういうときはね、初めてですって答えを出すんだよ。」
藤吉郎「はじめ、、、て。」
女将「よく教えられるわね。そんな風に堂々と。」
杉三「教えないでどうするんだ。」
女将「うちでも、そういう障害のある子供さんを泊めたことがあったけど、そうやって人前で、何でも言うのではなく、隠したり、ペコペコ頭下げたりしていた親御さんのほうが多かったわよ。」
杉三「隠したら、全部おしまいだ。教えることは教えてやったほうがいい。それは、大事なことだから、時間も場所も関係ないの。そんなことで悪びれていたら、何にも意味がないでしょう。逆に、できないことは、はっきりさせておく。これが鉄則。」
女将「まあ、すごいですね。なんだか、歩けないのにすごいことを言う。」
杉三「いや、みんな馬鹿の一つ覚えですよ。僕が覚えたことは馬鹿の一つ覚えでできている。」
女将「それ、他のお客さんにお伝えしてもいいかしら。困ったお子さんにお悩みのお客さんは意外に多いから。参考になると思うわ。」
杉三「いいよ、ってか、そのくらい知っていて当たり前だと思うけど?それはさておき、今日は一晩どうぞよろしく。」
藤吉郎「よろしく。」
女将「はい、ゆっくりなさってくださいね。」
女将は、一人ずつ旅館のなかに招きいれる。杉三たちもそれに続く。
女将「えーと、宿帳を書いてもらおうかな。」
杉三「僕は読み書きできないや。」
女将「そうだっけね、じゃあ、どうしようかな。」
運転手「はい、私が代筆しますから。」
女将「そうですね。じゃあ、こちらに。」
運転手「はい。」
杉三「そう、できないことも悪びれずに言うのが、一番いいんだよ。隠していたらみな終わりになっちゃうから。隠しておいて、何かハプニングがあっても、責任は取れないことって、結構ある。」
女将「運転手さんは、別の部屋にお泊りになるんでしたっけ?」
運転手「ええ、でも、呼び出されたらすぐに行けるようにはしますけどね。」
女将「はい。じゃあ、お隣の部屋に泊まってね。」
運転手「わかりました。」
杉三「運転手さんも、一日ありがとう。」
運転手「ははは、それを言われたのは初めてだ。」
杉三「ゆっくりしてね。」
女将「では、お二人はこちらにいらしてください。」
旅館の廊下。
食堂の前を通りかかると、料理長が魚の入った篭を持ってやってくる。
料理長「よう、杉ちゃんじゃないか。また来てくれたか。」
杉三「ああ、またきたよ。ここが、一番いい旅館だと思ったからさあ。」
料理長「前は、お母さんと一緒だったねえ。今日は違うの?」
杉三「ああ、今日は母ちゃんではなくて、親友と一緒だよ。ほら、自己紹介しろ。」
料理長「なかなかいけてるじゃないか。」
藤吉郎「僕、」
杉三「違うだろ。」
藤吉郎「木本、」
杉三「それだけじゃだめなんだ。」
藤吉郎「藤吉郎。」
杉三「ようし、よくできた。」
料理長「木本さんね。まあ、ゆっくりしていってね。うち、最新設備はないけどさあ、うまいもんはあるからね。」
杉三「それが、いちばんいいんだよ。最新設備なんて、入れても使いこなせる人は少ないんだから、それよりも、うまいものがあったほうがいい。」
料理長「杉ちゃん、いいこと言う。入れても、経費が余分にかかるだけだもの。それなら、無いほうがいいよねえ。それより杉ちゃん、今日の料理は、みんなと一緒で、船盛でいいのかなあ?」
杉三「いいよ。僕、船盛大好きだから。」
料理長「もし、よかったら、彼に、もうちょっと食べやすいものを作ってあげようか?」
杉三「いらない、いらない。そうやって特別扱いするのではなく、どうやって食べられるかを考えたほうがいい。そのためには、変に配慮しなくたっていいんだよ。だから、他のお客さんと同様、船盛を作ってね。その代わりと言っては難だけど、酒はなしだよ。」
料理長「なるほど。杉ちゃん、君って人は、ほんとに優しいんだね。」
女将「板長さん、他のお客さんと違って、この二人は部屋で夕食になっていますからね。間違えないでね。」
杉三「あれ?僕らも食堂じゃないの?」
女将「いいえ、お母様のご言いつけでは、食堂ではなく、部屋で召し上がってもらうようになっていますよ。それだけは、守っていただかないと。」
杉三「あそう。母ちゃんも余分なことしないでいいのにね。まあいいや。細かいことは気にしない。じゃあ、うまいごちそう、楽しみにまっているよ。」
料理長「おう、今日も、期待をして待っていてね。」
杉三「わかったよ。」
藤吉郎「はい。」
杉三「違うでしょうが。」
藤吉郎「あ、、、。」
杉三「そういう時はね、わかりましたと言えばそれでいいのさ。」
藤吉郎「わかり、、、ました。」
杉三「よくできました。」
料理長「おお、よくできたじゃないか。そういえば、女将さんから、言葉も不自由なところがあると聞いたけど、そこまで大変とは思わなかったよ。きっと何か事情があって、今はリハビリしているのかな。大変だろうけど、頑張んなさいよ。」
杉三「そうなんだよね。だから誰かが教えて行かないとダメなわけ。」
女将「杉ちゃんは、嫌な顔しないで、こういう人にも教えられるのよねえ。残念ながら、あたしたちは、なかなか、真似できないわよねえ。」
杉三「いや、僕は、ただの馬鹿なだけ。僕が言っていることはすべて、馬鹿の一つ覚えでできている。それだけのことさ。」
女将「まあ、それも口癖なのかしら。」
杉三「いや、ただの馬鹿と言ってくれ。」
藤吉郎「あ、、、。」
杉三「どうしたの?」
藤吉郎「あの人。」
前方を見ると、ひとりの若い女性が、盆をもって、嫌そうな顔をしてこのやり取りを見ているのであった。
杉三「きれいな人だな。コンパニオンでも雇ったか。」
料理長「ああああ、あの子か。先月入ってきた新しい仲居さんだよ。仲居さんはおばさんばっかりだったけどさあ、たまには若い子が来るもんだねえ。」
杉三「そうなんだね。まあ、僕みたいな人には、一生女の子に縁はないと思うけど、それにしても、かわいい子だな。」
女将「まあ、杉ちゃんがそんなこと言ったら、板長さんはどうなるの?五十をとっくに過ぎているのに、お嫁さんもらったことないでしょ?」
料理長「ええ、俺?」
杉三「えっ、板長も独り者?」
料理長「いやあ、、、。料理人は修業が長いからねえ。結婚なんかしている暇もなくてねえ。」
杉三「へえ、うまいもんを毎日作ってもらえば、幸せだと思うんだけどねえ、お嫁さんは。」
女将「そうよ。それに、木本さんだっけ、彼もまだ若いわよ。そのうち、素敵な人が現れるかもしれないわよ。」
料理長「そうだなあ。ま、俺は無理だろうな。あ、いけないいけない、早く準備をしないと、夕飯に間に合わなくなってしまう。」
女将「頼むわね。よろしく。」
料理長「はいよ。」
と、厨房がある、別の方向へかごをもって走って行ってしまう。
そのやり取りの間に、あのかわらしい仲居は、どこかに行ってしまった。藤吉郎が彼女をじっと見ていたが、彼女は挨拶すらしなかった。
女将「じゃあ、お二人ともお部屋へどうぞ。」
杉三は自分で車いすを動かし、藤吉郎はおかみさんに押してもらいながら、廊下を移動していった。
女将「えーと、お二人は、お体が不自由だから、受付からすぐの部屋にしておいたわよ。一階のほうがいいでしょうから、そこにしたからね。はい、こちらの一号室。」
部屋は、すぐ近くだった。入り口はドアではなく、引き戸になっていた。
女将「さあどうぞ。段差も何もないわよ。」
杉三「はい、ありがとうね。じゃあ、入ろうぜ。」
女将「はい、どうぞ。」
引き戸を開けて、二人は部屋に入った。女将さんが、二人をテーブルのところまで運んでくれた。杉三が、障子を開けると、真鶴岬が真正面にきた。
藤吉郎「わあ。」
杉三「どうしたの。」
藤吉郎「海。」
杉三「海がどうしたんだ?」
藤吉郎「きれい。」
女将「ありがとうございます。真鶴は、気に入っていただけましたか?」
藤吉郎「はい。」
杉三「はいじゃないでしょうが。違うでしょ。」
藤吉郎「真鶴、、、。」
杉三「真鶴がどうしたんだ。」
藤吉郎「きれい。」
杉三「そうじゃないよ。気に入ったか、そうじゃないかを答えるの。質問にそぐわない単語を出しても通用しないの。ちゃんと、女将さんが、何を聞いたか、考えてから答えを出せ。」
藤吉郎「あ、、、。」
杉三「そういう時はね、気に入りましたとか、そういう答えを言うんだよ。」
藤吉郎「気に入り、、、ました。」
女将「お答え、とても、うれしいですよ。ゆっくり過ごしてくださいね。」
藤吉郎「よろしく。」
杉三「また違う。そうじゃないでしょ。」
藤吉郎「ありがとう。」
女将「はい。どういたしましてです。」
と、二人に向かって座礼する。
女将「じゃあ、何かありましたら、こちらのベルでお知らせください。」
と、テーブルに一つ、呼び鈴をおく。
女将「押していただいたら、すぐに来ますからね。では、ごゆっくりどうぞ。」
杉三「どうもご親切にありがとう。あとは、おいしいごちそうが楽しみだなあ!」
女将「はい、楽しみに待っていてください。では、これで失礼します。」
と、ふすまを閉めて、部屋を出ていく。
そのころ、仲居の控室。
仲居の一人である、田中絢子は、今日も何か考え事をしていた。先ほど、杉三たちが遭遇した、あの若い仲居さんだ。ほかの仲居からは、何を考え事しているのだと、笑われることもあったが、彼女には重大に見えるのであった。
仲居「絢子さん。」
絢子「はい。」
仲居「ぼけっとしてないで、さっさと働いてよ。」
絢子「はい。」
仲居「一番若いんだから、あたしたちよりも働けるわよねえ。」
絢子「それ、言わないでくれませんか。」
仲居「だって事実でしょ。」
絢子は、なぜ自分だけ余分に働かされるのか、あきへきしていた。
仲居「あの、一号室のお客さんたち、」
他の仲居は、客の噂話ばかりである。
仲居「ああいうお客は初めてよね。板長さんは覚えているみたいだけどさ。」
この世界、入社と退社が激しいため、以前泊った客の顔なんて覚えている仲居は少ないのである。
仲居「ああいう人も泊めなきゃ、繁盛しないのかしらね。」
仲居「まあ、横柄な客じゃないからいいのかもしれないけど。」
仲居「あたしたちが、あの二人にご飯とか食べさせるの?まあ、嫌だわあ。あたし、介護の仕事って苦手なのよねえ。」
仲居「そのうち、あたしたちが、お客さんの介護をしなきゃいけない時代も来るのかも。」
仲居「不倫じゃなくてよかったねえ。それだったら、最悪だったわよ。」
仲居「お団体様が入らなくなったと思ったら、こういう人たちが泊まるようになったのかな。」
仲居さんたちは、そんなことを言っている。絢子は、それが嫌でたまらないのだった。
絢子「まあ、いいじゃないですか。今時なんですから。」
一気に黙ってしまう仲居達。
絢子「すみません。」
仲居「変な人。」
仲居「せいぜい、勉強することね。この世界のこと。」
他の仲居たちは、冷たかった。
仲居「じゃあ、そろそろ、夕食の支度になるのかな。」
仲居「もう行かなきゃね。ほかのお客様もいることだし。」
と、絢子を残して、さっさと立ち上がり、それぞれの持ち場へ行ってしまう。
絢子「ああ、どうしてあたしはいつも、こういう役なのかな。」
鏡の中の自分をみて、ため息をつく。
絢子「私、こんな人生しか送れないのかな。」
スマートフォンは持っているし、他の人に比べて不自由な物もない。ただ、このつらさには耐えられないのである。
仕事中は、着物を身に着けているから、まだ隠せるが、左の腕にはすでにリストカットの痕がいっぱいだ。ばれたら、即刻解雇だろう。入れ墨したいと思ったこともあったが、悪人と思われるのは嫌でやめている。
絢子「私は、やっぱりだめなのかな。」
反射的にそうも言ってみる。高校を辞めた時、親にさんざん言われた言葉があって、それは今でも聞こえてくることがある。
声「高校やめるんだったら出ていきな!20歳になったら籍を外すからな!こんな恥ずかしい子供を産んだ覚えはない!やめるなら働きな。それができない子は、このうちの子ではないから!」
その通りにされるのは嫌だから、この仕事に就いたのである。仕事をすれば、何とかなるとは言うけれど、その言葉が消えていくことはない。
絢子「やめて!」
絢子は思わず叫んでしまった。
女将「何を叫んでいるの!夕飯の支度の時間でしょ!」
絢子「ごめんなさい。」
絢子は立ち上がって、夕食時に指定された、着物に着替え始めた。その時に、ある考えが頭に浮かんだ。もう、社会に対して、怒りしか残っていないような気がした。それが実現すれば、自分は死んでもいいと思った。極論を言ったら、殉教者と同じになった気分でもあった。
着物に着替えると、絢子は厨房に行き、料理長のところへ行った。すでにほかの仲居たちは、料理を運び始めていた。
料理長「遅かったじゃないか。これを、一号室まで運んでくれ。あそこのお客さんは、二人とも、体が不自由だから、しっかりやってくれよ。」
絢子「お酒はどうするのです?ビールにしますか?」
料理長「二人とも飲めないそうだから、ジュースを出してやってくれ。」
絢子「わかりました。」
そう言って、冷蔵庫を開けたが、ジュースは出さず、別のものを出した。
杉三たちの部屋。
引き戸がガラガラと開いた。
絢子「失礼します。お食事が入りましたよ。」
杉三「待っていたよ。あの料理長の作った料理はうまいからね。僕は記憶があるよ。」
絢子「そうですか、ありがとうございます。」
杉三「今日は何を作ってくれたのかな。」
絢子「こちらの船盛をメインに、アユの塩焼きと、茶碗蒸しも。」
杉三「へえ、結構、豪華だな。」
絢子は、この二人の「客」をそれとなく観察した。そして、自分の計画していることは、比較的、簡単にできると思った。
彼女はコップにあるものを注いだ。
杉三「僕らは、酒は飲めないぞ。」
絢子「いいえ、これは、違いますわ。」
わざと、笑って二人に返した。
杉三「そうなのね。まあいいや。あんまり細かいことは気にしないからな。」
絢子「じゃあ、また終わったらとりに来ますから、ゆっくり召し上がってくださいね。」
二人の前に、次々と皿をおいていく。
藤吉郎が、自分の顔をじっと見ているのが不安だったが、その利かない手を見て、絢子は安心した。
手早く皿をおき終えると、
絢子「じゃあ、ゆっくりと召し上がってくださいませね。」
と、座礼して出て行った。その背後から、いただきまあすという声が聞こえてきたときに、思わず天にも昇りたくなるほどの喜びと、初めて、社会に対して意思を伝えることができたのではないかという錯覚に駆られた。
一時間ほどして、絢子は、例の客のいる部屋にいった。計画通りに行けば二人とも泥酔状態になっているはず。今度はとどめを刺すための道具も持っていた。
絢子「失礼いたします。」
わざとでかい声で言ってみた。すると、
声「杉ちゃん。」
と、聞こえてきたので、驚いてしまった。
見ると、畳の上に寝てしまっているのは杉三だけである。
絢子「の、飲まなかったの、、、。」
藤吉郎「水、」
絢子「は?」
藤吉郎「違う。」
絢子「わかっていたの?」
藤吉郎「はい。」
絢子「どっからわかったのよ!」
藤吉郎「はな。」
絢子「はなって、、、ああ、においでわかったとでも言いたいの?」
藤吉郎「はい。」
絢子「じゃあね、あなたは黙っていて。もし、あなたが、何かしようとしたら、」
藤吉郎「だめ。」
絢子「だめじゃないわよ。黙っていてくれたら、あなたは帰ってくれていいから。」
藤吉郎「一緒に帰る。」
絢子「一緒って、誰でも助かりたくないという人はいないでしょう?」
藤吉郎「いや。」
絢子「だったら黙ってて!そして、私がやったことを誰にも言わないで。そうしなかったら、どうなるか、あなたも、いくらその頭でも、理解できるわよね。」
藤吉郎「いや!」
絢子「いい加減にしなさいよ。だったら、あなたのほうが先にいく?」
藤吉郎「いや!」
絢子「そうだったらね、黙ってて!」
藤吉郎「やめて!」
絢子「黙っててよ!」
と、前掛けのポケットから、金属鋏を取り出して、振り上げようとするが、
絢子「いったい!何するのよ!」
同時に、足首に強い痛みを感じて、思わず体のバランスを崩し、皿が乗った、テーブルの上に倒れこんだ。大量の皿がテーブルから落ちてけたたましい音を立てたので、それを聞きつけた料理長が、飛び込んできた。料理長が、彼女が何をしようとしていたのか、すべて知ってしまったので、彼女の計画は、失敗に終わった。彼女は殉教者にはなれなかった。
藤吉郎は、女将や、料理長が、警官を呼んできてくれるまで、犯人の右足首にかみついていた。
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