似たような形で盗難自転車が戻って来たことがあるので、ちょっとドキッとしました。けっきょく、犯人はわからなかったんですけどもしかしたらGPSが……!?(いやいや)
ユキさんはちょっとした飛び道具ですね。真相との落差で笑ってしまいます。
作者からの返信
いや、どこかにGPSが付いているかもしれません。(笑)
この話は「五十円玉二十枚の謎」というアンソロジーに触発されて書いたものです。
実際にあった不思議な事に対して、ミステリとして様々な理由付けをしていく、という構成を真似てみました。
シリーズ化するならキャラクターの個性を意識しなければ、と思って人物描写を意識した作品です。
ユキさんは、とっても真面目な老紳士で、真面目さがゆえに少しずれたことを言うキャラ設定です。
三編の感想、ありがとうございました。(^^)/
流々さん、こんにちは。おっさん自主企画主催のにとろげんです。一作目の評価から間が開いてしまい申し訳ありません。
現在の最新話まで読了しましたので、こちらに感想を書かせていただこうと思います。変わらずレビューは別途です。
まず、魅力的だった点から。
・よくまとまっていた
一話完結のショートショートらしく読みやすい作品だと思いました。しっかり状況・推理・結果が述べられていて、ミステリーとして破たんしている箇所が無かったのも良かったです。トリックについても一本道ではなく、ミステリー好きらしい一ひねり加わったものであるという印象を受けました。
・ifな配役
『スカイツリーが見える空に』を読んでいた人間であるなら少し嬉しいキャラクター達でした。補完であると同時に忙しい本作でキャラ紹介をせずに済むというメリットがあったと思います。主人公が同じということで、今回はおっさんとしての評価を省略させていただきます。
続いて引っかかった点。
・全体的に駆け足
ショートショート故当然といえば当然なのですが、全体的に駆け足で、読みながら推理をしたりトリックの厚さを楽しむ時間があまり無かったかなと感じました。セリフ回しで思考するための余韻を作ってあげたり、改行で物理的にワンテンポ置いてあげるのも戦術のひとつであると思います。
・「」の位置
カギ括弧を地の文と繋げるのは私もよくやりますが、あまり乱用すると文章が読みにくく感じます。基本の書き方があったうえでの演出であると思うので、今一度ご自分で読み直してみることをオススメします。
以上、自分のことは棚に上げつつ感想を書かせていただきました。
ショートショートは読み手にとってはサクッと読めるジャンルですが、書き手にとってはいくら推敲してもし足りない難しいものであると思います。その中でもよりロジカルな面や文章力が求められるミステリーをかけ合わされたことには頭が下がるばかりです。
最後となりますが、今回は私の自主企画に二作品もご参加いただきありがとうございました。稚拙な私の応援コメントへの丁寧なお返事も、自主企画をするにあたって大変励みになっております。流々様のこれからの執筆活動がより良いものになることを願っております。
作者からの返信
今回も丁寧な評価と、レビューまで頂き、ありがとうございました。
探偵ミステリーと言うと連続殺人が連想されますが(私も好きなんですけど(^^;))、少しほっこりするようなミステリーがあってもいいかなぁと始めたシリーズです。
とてもうれしい評価や、納得できる指摘を頂き、本当にありがたいです。会話と地の文については、早速見直してみました。
他の作品でも、留意していきたいと思います。
今回は相当数の作品登録があり、読むだけでも大変な作業だと思います。
その上で丁寧な評価を頂き、あらためて感謝いたします。
にとろげんさんも執筆活動、頑張ってください。