チ/キタちゃんニャーン

「ニャーン」

 私は猫なで声でキタちゃんにそう答えた。


「やっぱりそうかー。仲良くするんだぞ」

 人の良いキタちゃんは裏口の戸を開けてくれた。

 チャンス! チャンス! 今潜入チャンス!


 私はこのチャンスを逃すまいと身を躍らせて戸の隙間に身体をねじ込んだ。

 潜入成功! 木曽野家のセキュリティはザルだぜ。


 →続く

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885059705/episodes/1177354054885059854

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