第16話記憶
俺はディアフルを助けて記憶を失ったはずだが失った記憶がどんなことかも分からなかった。
「天さん記憶は大丈夫ですか?」
「大丈夫だよちょっとだったのかなに忘れたかも分かんないや(笑)」
ディアフルは少し安心したように笑ったが俺は何か大事なことを忘れた気がした。
「そういえばゲームクリアしたら記憶とかはどうなるんだ?」
肝心なことを聞いていなかったことを思い出し聞いてみる
「ゲームクリアをするとデータが全て保存されてゲームじたいに記憶が保存されるので現実の世界で天さんの体が安静になれば現実の世界に帰れます。」
そういう感じなんだ、、なんかパッと現実に帰れるのかと思ってたw
俺の体頑張ってくれよ‼︎
「天くん目が覚めたのね!ディアフルちゃんが異常に心配するからこっちまですごく心配になっちゃった」
「すいません俺はもう大丈夫です。そういえばボスはどうなりましたか?」
そう聞くとディアフルが少し照れた顔をしているなにかと思っていたらストラさんが言った
「ディアフルちゃんが倒したのよ!泣いていたけど新しいアートを使ってあれは完全にオーバーキルでした」
ディアフルが泣きながら?俺の記憶の事で悲しんでくれたのか、、、俺なんかのために、、、
俺は泣きながらディアフルに近づきハグをした。すごく嬉しかった、俺のために泣いてくれて看病までしてくれた。
「えぇ〜」
ディアフルは驚いたような声を出しながらおぼつかない手つきでハグしてくれた。このぬくもりは忘れないだろう忘れたくない。それぐらい暖かかった。
俺は現実で友達はいたが親友や大切に思う彼女もいなかった。だからこの世界はすごく楽しい親友と言えるような友達がいるからこの楽しい記憶は絶対になくしたくない俺はそう思った。
「一緒にレベル上げしようぜ!体がなまってるから。ルーンも呼ぼうパーティーみんなでがんばろ」
「はい!」
元気よく二人は返事をしてくれた。ちゃんと皆んなと協力すればいいんだ一人でやったって面白くない。皆んなの力で迷宮を全てクリアしてやる。
そのあとルーンと合流してレベル上げをしまくった。ルーンとレベルで競争していたら楽しくなってきたんだ。俺は、ルーンのことを何も知らないのに嫌っていたその自分がバカだったみたいに楽しい。
俺は仲間の大切さと考えかたがよく分かった。皆んないい奴だルーンなんて何も知らずに嫌っていたがすごく頼りになる優しい奴だった。もう俺の親友だ。
明日もみんなとがんばろう!
楽しいゲームを!
次回
ロリ入場
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