第15話もう一度
「わっ!」
俺は、、死んだはずじゃないのか?なんで生きてる⁈そういえばディアフルはどこだ?
「ストラさんディアフルは?」
「目を覚まさないんですよ。」
えっ?なんで?
「ディアフルは死ぬんですか⁈」
「死にはしないと思います。けど、、かなり苦しそうだから今日の迷宮はまたの機会に。」
迷宮?終わったはずじゃないのか?俺はメニューを開き日にちを確認した、、時間が戻っているのだ俺の頭は真っ白だ。
考え直そう、時間が戻って俺は死んだはずなのに記憶がありディアフルが寝込んでいる、、そういえばディアフルが何かを言っていた!それが関係しているのか?
「ディアフル!ディアフル!教えてくれなんで俺は記憶があるんだよ。なんで時間が戻ってる」
ディアフルは返事をしない。もし時間を戻したのがディアフルでその代償として今倒れてるとしたら俺が一人で突っ走って行ったせいだ、、俺はなんてことをしたんだ
俺はディアフルの寝ているベッドの横で泣いていた自分が犯したことの重さを見に染みてわかったどうすればディアフルが元に戻る、そう思ったら俺はなんでも投げ出せた。ディアフルの元気な顔が見たいからだ隣にいるだけで気が和むあの顔を、、気づかないうちに大事な存在になっていた。
なんだろこの気持ち、、ディアフルが離れて行くと思うと心が痛い。
・・・
私はこんな見た目でも女神なんだよ?神様ってお願いされたら叶えなきゃでしょ?
好きな人が死にそうでその危機を救えるんだもん悩むことなんて無い
天さん、、まだ返事出来るまで体力戻ってないけど本当は見えてるんだよwまさか天さんが私のために泣いてくれるなんて、、、嬉しいけどやっぱり天さんは笑っていた方がカッコいいよ!でもちょっとは反省してもらわないとね、、、
・・・
神様わがままなお願いなのはわかってるでも叶えてくれるなら聞いてくれ、、、俺は死んで記憶を少しぐらいは失ってもいいからディアフルを元気にしてくれ!
・・・
やめっ、、天さ、、ん
[リターン]
・・・
「うわっ!」
また時間が戻ったのかディアフルは倒れてないなよかった、、
俺のHPは消えたやられて死ぬ時から時間が始まった
死んでよかった俺は初めてそう思えた
「おはよ」
「天さん!(涙)なんで私なんかのために記憶を、、」
「お前が倒れてからやっと気づいたんだよお前の大切さがw(喜)お前のためならちょっとぐらいの記憶がなくても大丈夫だよ」
「天さん、、私はただのNPCなのに、、装備で出たただの、、」
「俺にとってはただのNPCじゃないんだよ」
俺は少しでも笑ったディアフルの顔が見れて安心した。
次回
記憶
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