ふわり・ゆらり


ふわり・ふわり 風の行方

ゆらり・ゆらり 砂の足跡

色の無い砂漠で吹いた風

君との残骸 あっさり消して

 

ふわり・ふわり 水に沈んだ国で

ゆらり・ゆらり 幸せの跡を辿る

 

全て朽ちた その場所で一言笑う

一つずつ 想い出を消していきながら

冷めた体温を砂に埋めて

 

ふわり・ふわり 雲の上で

ゆらり・ゆらり 君をキスして抱きしめて

 

朽ちた空中都市

落ちた彗星

願いは消えて

砂の下で

埋めた星はいつかの奇跡

今は埋没

過去に破片

未来へ軌跡

空へと消えた雲のように

 

ふわり・ふわり 舞った種子

ゆらり・ゆらり 風と踊る花

僕ら 何気なく笑って

背を向けた瞬間に永遠の別れ

 

花は枯れ

命は流れ

砂だけの街で

砂だけになった人々

その一人

もしかして君?

 

 

ふわり・ふわり 手を差し伸べて

ゆらり・ゆらり 幻想の接吻 味はなく

 

全ての足痕、風とともに去りぬ

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朽ちた空中庭園の片隅で、今日も魔法の歌が擦れて響く 尾岡レキ @okazakireo

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