第7話 4人目の死人

...昨日、参大君がゴリの爆発によって死んでしまった。

とてもいきなりだった。そのせいか僕はその日は眠れず、一睡も出来なかった。この重い気持ちで食堂まで行くのは気が引けるが行くしかない。

食堂に着くと、皆は集まっていた。

「あ、北谷、おはよ。」

「将来君、おはよ。」

将来君に言われた。

「そ、そういえば昨日は突然だったよなぁ...。は、ハハッ...。って笑えねぇよ。」

当たり前だ。

「今日はやる事はない。皆は自由行動だ。」

吉山君が指示をした。その言葉に皆は賛成した。

「じゃ、じゃあもう自分の部屋に行ってもいいかな...?」

「自由行動だ。好きにしろ。」

疲れた表情で吉山君は答えた。やっぱり昨日の件で吉山君も疲れてるよなぁ...。

「とりあえず僕は図書館にでも行こうかな...。」

僕がそう言うと、それを聞いたかのように恋水さんが来た。

「あ、北谷君も図書館に行くの?もし行くんだったら私も一緒に行ってもいいかな?」

「あ、もちろんいいよ。」

僕達は無言だったが図書館に着くと少し喋り始めた。

「そういえば恋水さんはどうして図書館に?」

僕は恋水さんに聞いた。

「うーんとね。私はね、本じゃなくて新聞が無いか見に来ただけなの。私って新聞作るの好きだからよく見たりしてるんだよね。」

「図書館とかにも新聞ってあるの?」

「小さい所だと無いけど、こんぐらいデカイならあるでしょ。」

「北谷君は?」

今度は恋水さんが僕に聞いてきた。

「僕は、単に部屋で読む本とかを探しに来たんだ。

「北谷君って結構本とか読むの?」

「結構読むよ。」

「なるほど。」

そんな感じで話していると、1階から叫び声が聞こえた。その声に反応した、僕僕と恋水さんは急いで声のある方向に向かった。

「声があったのはここだな。」

声がしたのは1年1組の教室だった。扉を開け、中に入ると、前園さんと田中君の二人がいた。

「2人とも、どうしたの?」

恋水が聞くと。前園さんが言った。

「しょ、しょ、将来君の...し、死体が...。。。」

「し、死体!?」

死体の声で僕と恋水さんはもっと近くによった。死体が見える位置まで行くと、赤い液体が飛び散っていて、その先に続いた先には、頭から血を垂らしていた、将来咳之助の死体があった。

「えー、将来咳之助君の死体が発見されました。1時間後にクラス裁判を始めます。」

「ま、まじであるか。」

田中君が驚いた表情で言った。

数分後、他の皆がやってきて。僕は状況を説明した。すると、皆はすぐ犯人探しに動いて行った。


死亡者

・山口達也

・岡部惣之助

・参大魔人

・将来咳之助

生存者

・北谷満

・斎藤犯

・元杉冰

・加治龍巻流

・田中八木充

・吉山吉郎

・番山番長

・前園彩

・恋水美香

・サキラ

・綿菓子幸子


7巻終了

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る