第5話 結論!犯人はお前だ!
「このダイニングメッセージは...多分犯人の名前だよ。」
「犯人の名前?でも誰の名前も当てはまらないぞ?」
番山くんに言われた。
「山口君は意識が朦朧としてる時にこのダイニングメッセージを書いた、だから簡単に解読できない。しかもS0UJ0SUは多分ローマ字だ。このまま読むと最初はそと言う文字だと言うことが分かる。次はうだそしてその次、多分このJはノってことだと思う。このまま解読すると、そうのすけって言うことになる。この名前って君の名前だよね?岡部惣之助くん?」
「...いやいやいやいやいやいや!!!まてまて!そんなことだけで俺が犯人だと思うのか!?たったそれだけの証拠でか!?俺が犯人だと言うならもっとましな証拠を出せ!」
もっとましなやつか...。
「昨日、岡部君は何時に食堂に行ったの?」
「き、昨日は10時に食堂に行ったよ...」
10時?
「岡部君、その発言で君が犯人だと言うことが分かった。」
「は?まさかそれだけで俺を犯人扱いか!?」
「確か夜の10時以降、殺人以外の目的で部屋を出るのを禁止する。っていうルールがあったよね?君は10時に食堂に行ったんだよね?それって山口君を殺すためだよね?」
「ま、まて!それなら前園と綿菓子も怪しいだろ!?」
「確かにそうだが彼女達は10時になっても部屋には居なかった。と言うことは部屋を出てないためセーフじゃないのか?」
「う、うぅぅぅぅぅぅ!!!!で、でも俺が山口を殺した後はどうするんだよ!?もし俺が山口を殺したんなら言ってみろよ!」
「分かった。まず、この事件の最初はこうなっている。皆がCDを見たあと犯人は部屋で今回の殺人の計画をしていた。そのため凶器が必要な為、仲のいい、元杉君と6時頃から筋トレ室で待ち合わせしていた。その時、元杉君が食堂に飲み物を取りに行ってる時、犯人はその時に山口君の部屋に向かった。もちろん、その時はまだ殺すための武器を持ってないため、違う目的で行ったんだ。山口君の部屋に行って山口君にこう言ったんだ。夜の10時に大事な物を見つけたから見てほしいと、だがきっと山口君は警戒していたんだ。もしかしたらこいつは殺しに来るんじゃないかって。そのために何を見せたいのかを聞いたんだ。だが犯人はそう聞かれるのが想定内だったため、すぐに答えられた。その内容は分からないけど確実に山口君を説得したはずだ。山口君を説得した犯人は素早く筋トレ室に戻り元杉君が戻るのを待っていた。解散すると犯人はすぐに食堂に向かった。そう、凶器の包丁を持ってくるためだ。そうして、包丁を持った犯人は時間までに山口君の部屋に行き、部屋に入れてもらい、油断している山口君を押し倒し、胸に包丁を突き刺そうとした。だが山口君はきっと完全に油断していなかったため、刺すのではなく、切ることしか出来なかった。山口君は犯人のある物が入ったポケットが入った方を蹴り、犯人からあるものが落ちた。それがこの血のついたバッチだ。このバッチは斎藤君、岡部君、綿菓子ちゃん、元杉君の4人しか持っていないはず。犯人はバッチを落とした事に気付かず山口君を刺殺し、すぐ自分の部屋に戻り山口君の血を洗ったんだ。だが犯人はしっかり山口君が死んだ事を確認しなかったんだ、そのせいで証拠が残ってしまったんだ。ダイニングメッセージとこのバッチ。山口君はダイニングメッセージを書いたあと、最後の力を振り絞り、バッチを拾い投げたんだ。もし犯人が戻ってきたらバッチを隠されてしまうとね。だから山口君はバッチをゴミ箱に投げたんだ。しかもこのバッチをなくした犯人...それは一人しかいない!このバッチはお前のなんじゃないか!?岡部惣之助くん!」
「そ、そんな訳ないだろ!俺が山口を殺すわけない!」
「おい、惣之助。」
「な、なんだよ!ハン!」
「もし、お前が犯人じゃないなら...俺達が中学からずっと大事に持っていたバッチ、持ってるよな?」
「そ、それは...……う、うぅ...お、俺だって...あんな映像を見ちまったんだよ...だ、だから早くここから出ないと行けなかったんだ...。」
「決まりだな...」
吉山君が言った。
「どうやら犯人は決まったみたいだね。じゃあお待ちかねの投票タイムだよ!!机の引き出しに入ってる皆のカードをだして犯人だと思う人のカードだけを置いてくださーい!」
もちろん、皆が置いたカードは岡部くんのカードだった。
「決まりだね!山口達也くんを殺したクロは...なんと!岡部惣之助くんでしたー!ではクロも決まったことだしお仕置きタイムと行きますか!」
「は、ハハッ...結局俺は死ぬのか...」
と岡部君が言った言葉を後に岡部君のたっていたところに穴が空き、そこから岡部くんの姿が消えた...数秒立つと、下の方から「グチャリ」と言う音が聞こえた。
「あはははは!!やっぱりこの音はいいねぇ!」
「こ、このゴリラめ...!!」
皆は絶望の表情をしている。当たり前だこんなグロイ音を聞いてしまったんだ。
「では!お仕置きタイムも終わったことだし!オマエラは自分の部屋に戻ってね!!」
その声で僕達は重くなった足で自分たちの部屋に戻った。
死亡者
・山口達也
・岡部惣之助
生き残り
・北谷満
・斎藤犯
・元杉冰
・将来咳之目
・加治龍巻流
・参大魔人
・田中八木充
・吉山吉郎
・番山番長
・前園彩
・恋水美香
・サキラ・メイジュディンイール
・綿菓子幸子
5巻終了
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