昼職初日
2017年4月6日、朝の8時にアラームに起こされ眠い眼をこすりこすり…どうにか、今日から働く職場に到着。
「佐藤さん、今日からよろしくお願いします」
マネージャーが軽快な笑顔を浮かべるから、少しだけ緊張は解けたけど…物憂げになってしまう。
『こちらこそ、よろしくお願いします』と頭を下げるとバックヤードに連れられた。
「今から会社の規定を説明するね」と、長々とこのお店の決まり事を説明された。
箇条書きにすると…
・髪は一つに結んでシニョンにする
・ピアス及びアクセサリーは業務中は外すこと
・喫煙は休憩中でも禁止
・爪は短くすること
・髪色は6トーンまで
・出勤時の私服は極力清楚な格好で
って!!思った以上に厳しくはないでしょうか?お昼の仕事はルールが多いのか、はたまた選んだ職場が偶然こうなのか…
喫煙を禁止されてるのは、だいぶ痛いな。かなりのヘビースモーカーの私にとってタバコを数時間我慢することは禁断症状が出てしまうほどだ。
なんなら、もうすでにタバコ吸いたいし…
その後制服を支給され、それに着替えて耳につけていたピアスを外し規定通り長い髪を一つに結んだ。
「身なりはバッチリだね。では、今もう一人スッタフが来たので受付の流れを教えてもらいましょうね」
そこからは、マネージャーからバトンタッチで同じくパートの大黒さんと言う方に受付の流れを教えて頂いた。
…思った以上に覚えることが多く、メモ帳に書き留めることで精一杯だ。
「佐藤さん、若いから大丈夫。すぐ覚えられるよ」
大黒さんに励まされながらも、不安は大きくなるばかり。けど大黒さんもマネージャーに続きとても人当たりの良い方で救われた感じがした。
初日は、受付の研修で終了し…
その後書類関係を記入し、シフトをマネージャーと話し合った。
当分は研修も含めて週4日5時間の勤務で話がまとまり、帰宅。
車に移動すると直ぐ様、IQOSを取り出しホルダーにリキッドを差込み…一呼吸。
『ふーっ…生き返った』
ニコチン依存の私にとって五時間の禁煙は、かなりしんどいものだった。
今まで自由に生きてきた代償とも思える程。これからこんな感じで大丈夫なのかな?
昼のお仕事ってこんなに時間が長く感じるものだった?
勤務時間で言えばキャバ時代と大差ないはずなのに…10時間くらい働いた疲労感と同じくらいだ
【どうやら、今まではお酒を呑んでいたから時間が早く感じていただけなんだ
そしてお昼の仕事は自分が想像する以上に決まりだって多いんだ】
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