第11話 【ACT三】遠い世界へ

 ここまで豪快に泣けるとはある意味羨ましいぜ、とセルゲイは思った。

だあだあと滝のように涙を流しながら人目もはばからずに遺体にすがりつき、大声で、

「父上ー! うおーんうおーん……」

である。

「ま、まあ何だ、その――伯父さんはようやく伯母さんの所に行けたんだ、と思えばいいんじゃないか?」

立場的には彼の部下であるセルゲイは、かなり頑張って慰めた。彼は身分こそ平民だったが、ちょっとした理由で貴族と同格に扱われていた。

「そ、そうか」

涙で濡れた目で見上げられて、セルゲイはやむなく何度も頷いた。

「死んだ伯母さんを捜して徘徊することもしょっちゅうあったし……ようやく会えたんだよ、きっと」

「そう、か。 そうか……うおーんうおーん」

ダメだこりゃ。セルゲイは慰めるのを諦めた。放っておいて、いずれ泣き止むのを待つしか無い。

死因は老衰で、医者でなくとも誰もが天寿を全うしたのだと見なす、安らかな死に方だった。今朝、発見されたのだ。もうしばらくすれば、連絡を受けた親族達がこぞって帝都や各地から駆けつけてくる。セルゲイの伯父は帝国最高齢の貴族だったし、子供や親族も大勢いるので、嘆き悲しむよりもこの眠るような死に方に祝賀会のような葬儀になるだろう。彼は人生を全うして女帝陛下の御許へと向かったのだ。

そこに、クセルクセスが駆けつけてきた。

「――義理兄殿が亡くなったとの知らせは本当ですか!?」

ご自慢のブロンドの髪が乱れている。起きてすぐに駆けつけたのだろう。

「本当だよ。 今朝、起きてこないんで起こしに行ったら死んでた。 安らかなもんさ。 だよ」

セルゲイが言うと、クセルクセスは、遺体の枕元に立って、しげしげと顔を見つめた。彼の義理の兄は顔色が悪いだけで、寝ているかのようだった。

「そうですか――ようやく姉上と出会えたのでしょうね」

「だろうな」セルゲイが言った。

――と、ぱしん、と泣きじゃくっているエンヴェルの頭をクセルクセスは引っぱたいた。

「こらエンヴェル、泣いている暇はありませんよ、葬儀の段取りをせねばなりません。 そもそも貴族、それもジュナイナ・ガルダイア太守たるものが泣いてはいけません」

「叔父上ぇ――」エンヴェルは泣き声を上げる。

彼を庇って、セルゲイは怒鳴った。

「何も叩くことはねえじゃねえか! このクソ親父!」

「馬鹿息子に言われたくはありません。 ――ほらエンヴェル、行きますよ」

無理やり引きずっていくその後ろ姿めがけて、セルゲイは憎々しげに言った。

「母さんの葬儀の時は、何もしなかった癖に――」


 クセルクセスが手伝わなくとも、馬鹿なエンヴェルでも優秀な部下が揃っていたのが上手く行って、葬儀の段取りは昼前には付いていた。後は喪主のユナを待って、微調整をするだけである。

その頃にはエンヴェルも泣き止んでいて、赤く腫らした目をしょぼしょぼと瞬かせていた。

「遅参して申し訳ない、グスターヴ殿が亡くなられたと言うのは本当ですか」

そこに、血相を変えたJDがやって来る。義理の息子の実の父親が亡くなったのだ。彼とて他人ではない。

「義理父上――」

ぶわっとエンヴェルの目からまた涙が溢れだした。セルゲイは本気で、彼の体内の水分が全部出てしまって干からびたミイラになってしまうんじゃないかと心配した。

「け、今朝起きてこなくて――亡くなっておりました」

「そうですか、それは大変でしたね――」

そこで彼ははっとした。何日か前に海で拾った男が、所在なさげにJDの背後に立っていたのである。彼は涙も引っこんで、言った。

「そち! 余が海で拾った男! 元気であったか!」

「ん、お前が俺を拾ったのか――?」

「その通りじゃ!」

男はしばらく何かを考えているようだったが――、

「ありがとう」

と一言言った。

「何の。 体は大丈夫か?」

「まあ、な――」何故か、男は酷く居たたまれないようであった。

JDが手早く紹介した。

「オットーさん、こちらはエンヴェル。 僕の養子で、ジュナイナ・ガルダイア太守です。 エンヴェル、こちらはオットーさん。 万魔殿の方です」

「おお、そうであったか、よろしくな!」

先程まで泣いていたのもどこへやら、にこやかに彼は言って、手を差し出した。

「――よろしく」

二人は握手をした。オットーの白い手と、エンヴェルの褐色の手だった。

 間もなくユナが到着した。彼女はグスターヴの長女で、現在の枢密司主席であった。枢密司主席のお出ましとあって、場の雰囲気が自然と張りつめる。

彼女はしばらく自分の父親の死に顔を見つめていたが――静かに頷いた。

「エンヴェル。 葬儀の段取りについてですが――」

「はい姉上!」

エンヴェルが素早く応える。この姉弟、姿形がよく似ていた。母親に似た他の姉弟達と違って、二人だけ父親似なのだった。もっとも性格はまるで似ていない。

そこに、どやどやと貴族達が大勢詰め寄せてきた。何しろグスターヴの子供の数だけで総勢一五人である。その孫達やひ孫達が加算されると、ちょっとした人数になるのだった。親類縁者を加えれば、大人数になるだろう。

「夜に徘徊すると聞いて、もう先が長くないとは思っていたが――」と次男のニケフォロスが言う。

「天寿を全うして女帝陛下のお膝元へ――母上の所へ行かれたのですね」

三女のラシェルが言った。彼女の娘のジャスミンも頷いて、

「全くです。 本当に綺麗な死に顔ではありませんか」

「――予算の関係で激しく揉めていたけれど、エンヴェルと姉上も流石にこの場では言い争わないか。 当然だな」

と五男のレイオスがそっと二人の様子を見て言った。

毎年の事なのである。帝都シャングリラと商都ジュナイナ・ガルダイアが主に予算関係で激しく対立するのは。これは昔からそうであり、この問題で心を病んでしまった者が大勢出ているほど深刻なものであった。政治の中枢地である帝都シャングリラと、経済の中枢地ジュナイナ・ガルダイアが色々と異なっているために発生している諸問題であった。

「帝国最高齢がこれでクセルクセス義理叔父様に代わりましたわね」と言ったのは、レイオスの伴侶のエイレーネーである。

「しかしエンヴェルも立派になったものだ。 昔は一族で一番出来が悪かったのに、ちゃんとここの太守を務めて、父上の葬儀の段取りまでして」ニケフォロスはしみじみとした顔で、とても感慨深そうである。

「本当ですわね。 大器晩成なのかしら」と言ったのは、ニケフォロスの長女のザヴィーナであった。

彼らは口々に勝手なことを言いながら、それでも一応は粛々としていた。何より見事な、世界中を探しても比類なき大往生であったので、誰もが新たな旅立ちとしてこれは喜ばねば、と穏やかな心地で思っていた。


 『グスターヴが死んだか』

 「そしてユナがろくな警護も付けずにやって来た……これは好機だわ」

 『我々の仕業だと連中に悟られてはならんぞ』

 「大丈夫。 段取りは、既に付いているわ」

 「ああ、心配はいらない」


 「お父様!」

あちこちに指示を飛ばしていたクセルクセスは、その声にはっとしたかのように振り返った。彼の顔に、珍しく、紛れもない笑みが浮かぶ。

「オデット! どうしたのです、遅かったではありませんか」

見目麗しい毒舌家の彼に駆け寄ってきたのは、これまた、水も滴る美女であった。青い眼が美しい。

「部下への仕事の引き継ぎに手間取って――申し訳ありませんでした。 それにしても、長くはないとは思っていましたが、まさか伯父上がお亡くなりになるとは――」

「いえいえ良いのですよ」

彼らの周囲の人間が、お互いに目配せしあって、こっそりとため息を吐いた。

「本当に急なことでしたしね」

でれでれ。この時のクセルクセスの状態を表すとなると、この単語がもっとも適切である。彼は頭の天辺からつま先の先まででれでれであった。いつも傲慢で我が侭でナルシストな彼はどこに行ったのか。たった一人の愛娘の前では、面子も何も消え失せるらしかった。

「私に手伝えることがありましら、何でもおっしゃって下さい!」

「ええ、ええ――」

状況が状況だが、グスターヴは大往生であるし、普段は仕事で忙しくて会えない愛娘との久しぶりの再会である。周囲の人間はただため息を吐くだけで、不平不満は言わずに留めておいた。


 館のどこにいても居たたまれなくて、オットーはついにバルコニーへ出た。そこでは一人の青年が煙草を吸っていた。青年はオットーを見て、

「ん、アンタは……JDさんの……」

どこかで見たことがある顔立ちだな、とオットーは思ったが、それが誰かまでは思い出せなかった。オットーは先に言った。

「JDの友人だ。 オットーと言う」

「ああ、あの滅茶苦茶いい人のお友達だったな。 俺はセルゲイ。 XXのお妾さんの子供だよ。 平民と貴族のハーフ」

あ、と彼はそれで思いいたった。確かに顔立ちがよく似ている。嫌味なくらいに似ている。何故一目で気付かなかったのだろう。だが、

「平民と貴族……人間と魔族で子供が出来たのか?」

そんな話は聞いたことが無かった。唯一つの例外を除いて。

「知らんよ。 ただこの一族は繁殖力だけはあるからなー、何やかんやで出来ちまったんだろ。 だから居てはいけないヤツなんだけどな」と、セルゲイはニヒリスティックに言った。

「居てはいけないヤツ?」

「だって貴族なのか平民なのか分からねえじゃねえか。 この帝国は、そっちかあっち以外の分際がいていい場所じゃねえんだ」

「そうなのか」初めて聞いた。

「法律でこそ定まってねえが、実態はそうだよ。 アンタは万魔殿、つまり帝国外の人間だろ? だから知らんのだろうが、この帝国にだって闇や影の部分はあるんだよ」

そう言って髪をかき上げた。髪の色や目の色こそ違え、本当にクセルクセスに似ていた。

「どこも楽園ではないと言うことか――」

「その通り。 まあ俺一人くらい、大したことじゃねえんだがな」彼はくくくっと自嘲気味に笑って、それから急に真顔になって呟いた。「あーあ、死にたい」

そこで急に怒声が走った。

「こらセルゲイ! 先程から聞いておればお主は――」

しまった!という表情をセルゲイは瞬時に浮かべた。振り返ると、目に涙を溜めたエンヴェルが仁王立ちしていた。

「父上が死んだのに――お主まで死ぬと言うのか――」

そこで、うおーんうおーんと子供のように大声で泣き出した。

セルゲイが慌てふためく。その狼狽ぶりたるや実に見事だったので、オットーは呆れた。

「わーわー悪かった! 俺が悪かった! 死なない、死なないから! だから泣くな! 泣くなってば!」

そこに、若者達の一団が駆けつけてきた。出来の悪いエンヴェルの元に集った優秀な部下達だった。

「セルゲイ、一体アンタ大将に何をしたのよ!」

「大将、お願いですから泣かないで下さい!」

「うおーんうおーん……セルゲイが死ぬと言ったのじゃ、死ぬと言ったのじゃ」

激怒した一団は、セルゲイへ言葉のリンチをした。

「勝手に死んでろこの間抜け!」

「せっかく泣き止んだ大将をまた泣かせやがって!」

「この非常事態にお前はまた馬鹿な事を――!」

「だから謝ってるだろうがあああああ!」

セルゲイは堪りかねて吼えた。

「謝っても大将を泣かせた罪は罪だ!」

 ……やっぱりどうしても居たたまれなくなってしまい、オットーはその脇をすり抜けてJDを探した。

 JDは意外な場所にいた。館の、肖像画が並べられた部屋にいたのである。家族が揃った絵が多かった。大家族だった。JDは言った。

「イレナエウス家は昔から優秀な者が多くて、三位以上の高官になっている者も沢山いるのですよ。 特に長女の――いえ、家長のユナは一番優秀で、気性もしっかりしている。 枢密司主席に相応しい人材です。 一番出来の悪いエンヴェルとて、人を率いる才能がある。 それでXXが自らの跡継ぎにした。 もっとも今は、二人は政治的に対立こそしていますがね」

「お前の一族はどうなんだ?」

JDは寂しげに微笑むと――「残念ながら、とても。 僕の代でド・ドラグーン家は血統的に絶えます。 でも、それでいいのです。 僕の叔父は人殺しの謀反人で、僕にもその血が流れている。 凶竜の禍、という事件を御存知ですか。 僕の叔父があれをやった張本人なのです。 だから、僕は、その事態を収拾するために――」

「枢密司主席になった、と言うことか」

「あまり名宰相ではありませんでしたけどね。 XXに言わせれば、僕の背中は帝国を背負うには小さすぎたのですよ」

「あんなヤツの言うことなんか、気にしない方が――」

「XXは、毒は吐きますが嘘は言わない男です」

そこでいきなりJDは背を丸めて口に手を当てた。げぼっという音がしたかと思うと、指の間からぼたぼたとどす黒い血がこぼれた。オットーは血相を変えた。

「JD!」

「……大丈夫、よくあることです――ご心配なく。 家で寝ていれば、元に戻ります」

JDは車椅子を操作すると、部屋から出て行った。心配で、オットーは後を付いていった。

結局JDは数日の間、絶対安静で寝込むことになり、葬儀には出席できないことになった。


 「段取りは完璧に済ませたわ」

 『そうか。 後は――運だな』

 「神とやらに祈ろうぜ」


 案の定、それはグスターヴが亡くなった事を嘆き悲しむ光景と言うよりも、久しぶりに親族が集い、言葉をかわして、お互いの親交を更に深める場であった。

「おお、ジャスミン、元気にしていたか」とユナの夫のヴァレンスが声をかけた。「この前は本当によくやってくれた。 きっとゲオルギウスも喜んでいるだろう……。 いや、間違いなく喜んでいる。 ありがとう」

「こちらこそ、ありがとうございます」とジャスミンは頭を軽く下げた。

「仇討ちが終わったばかりで、今はまだその事で頭が一杯でしょうけれど」と彼女の母親ラシェルが言った。「これからは貴方の幸せを見つけなさい。 それが亡くなった者が一番望んでいる事ですから」

「……ええ」少しためらった後、彼女は頷いた。それから少しはにかんだような顔をして、「でも、母上も父上の事を今でも想っていらっしゃる。 私ももうしばらく、思い出が美しくなるまでは、彼の事を想っています」

「――」ヴァレンスが目を潤ませて、慌ててぬぐった。

「しかしまあ、あの時は仰天したな」ニケフォロスが話題を変える。「エンヴェルが母上の腹の中にいると聞かされた時は……」

「超、超高齢出産でしたからね……」ザヴィーナが遠い目をした。「『出来ると思っていなかったのに出来た』、懐妊を聞かされたこっちが仰天しましたわ。 まさか自分の息子よりはるかに幼い弟が出来るなんて……」

「まあまあ。 何はともあれ、こうして皆が集ったんだ、親父殿にきちんとさようならを言って、その後は久しぶりに皆で楽しもうじゃあないか」

と、レイオスが苦笑した。


あれは驚天動地だった。いきなり両親から緊急招集がかかり、子供達は何事だと血相を変えて集まった。そこで知らされたのである、既に孫もいる夫婦に子供が出来たので産むつもりだと。子供の誰もが、一番しっかり者のユナでさえしばらく絶句した。その時彼らの両親は既に高齢であり、その何人かの孫の腹の中にはひ孫さえいたのである。魔族の中でも妖精は非常に繁殖能力が高い種族である、だがこんな高齢で……など初耳であった。世界初であった。無事に産まれるのだろうか、無事に育つのだろうか、いや母親の体がもう持たないかも知れないと、子供達は色々な意味で反対したが、両親は断固として産む事を選択した。

それで産まれたのは父親そっくりの外見で、ちょっと頭が足らないが可愛い弟エンヴェルであった。

年齢差があまりにもあったので、彼の姉兄は弟と言うより、孫を可愛がるように弟を可愛がった。彼らは、末弟は馬鹿だが無事に育つのだろうかと非常に心配したが、何とその弟は、気難しくて親族以外にはワガママな叔父クセルクセスに、たいそう気に入られ、その後釜に据えられた。更に成人してからはイレナエウス家に匹敵する名門であるド・ドラグーン家の養子に貰われた。姉兄はとても喜んで、これでもう安心だと胸をなで下ろした。これで弟の将来は栄光あるものだと確約されたのだ。

また、彼らは遺産相続で揉める心配も無かった。彼らの両親は子だくさんゆえの貧乏だった上に大変な長生きだったので、遺言書はしっかりと生前に作成して公開してあった。その内容は、家督を継ぐ長子ユナに全てのちっぽけな財産が行き渡る事になっていたし、それに誰もが納得していた。そのちっぽけな財産は勿論、両親の葬儀費用で使い果たされるのは誰にも分かっていたのだ。

よって彼らは、本当に気楽に亡父を見送れると心から喜んでいた。

彼らも長く生きている内に、幾度か他の名門貴族での相続争いを目撃していたし、それまで仲良しだった家族が遺産を巡って決裂だの刃傷沙汰を起こすだのと言う醜聞にも何度も顔をしかめていた。

だが今回は違う。天寿の果てに眠るように死んだ彼らの父へ、彼らはとびっきりの笑顔でさようならを告げられる。そしてその別れの儀式は後腐れなくすっきりと終わるのだ。

全く我らの親父殿、誰もが羨むような死に方だ。

――この時は誰もがそう思っていた。


 葬祭場にて、葬儀は、何事も無く進んでいき、ユナが弔辞を読み上げる所まで進行した。彼女は壇上に上がり、弔辞の書面を開く――その時だった。

壇が、爆発したのは。大混乱と悲鳴が巻き起こる。煙が辺りに充満し、何も見えなくなった。

「大姉様!?」

「何が起きたんだ!?」

「爆発だ、爆発したぞ!」

「静かになさい!」クセルクセスの鶴の一声がとどろいたかと思うと、部屋の空気が急に澄み渡った。そこで一同が目にしたものは――血まみれで倒れているユナの姿であった。

彼女はすぐに医療団の手当てを受けたが、意識不明の重体であった。

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