絶大な力を持つ勇者も、時間制限があったらどうなるか。19秒というのが絶妙。皆が作中でも秒を刻むのが、おかしくておかしくて。さすがに読むのは19秒とはいきませんけども、サクッと楽しめる短編です。語り口の上手い作者さんなので、勇者と一緒に一息で駆け抜けましょう!この作品、壮大な(?)長編の始まりにもなりそう。主人公がどういう冒険の道を歩むのか、あれこれ想像してしまいます。これもアイデアの優秀さ故ですね。時間はかかりません、ぜひ皆さんもご一読を。