第6話 勇者vs揺れるゴーレム

 今はコミニケション英語の授業を受けている。2人1組になって英語の会話をする授業だ。

 俺は白魚しらうおさんと日常会話をすることになった。


 「おい!魔王!今日こそ討伐してくれる!」

 「僕たちは、もう、お前の言葉になんて惑わされないよ!」


 「あい うぉんつぅ ハンバーガーぁ。」

 「Anything else?」


 「のぉー。あいむ ぐっぅだ。」

 「25dollars, please.」


 「チェリー!きっと暗黒魔法を唱えてるんだ!」


 酷い言われようだ。これでも、赤点を回避できるレベルなんだぞ。

 そんなことより気になるのは…。どこから出てきてるんだよ!


 二人して、白魚しらうおさんのブラウスのスキマから顔を出して!うらやましいな!


 「今度は、わたしがお客をやるね。」

 「ああ。」


 白魚しらうおさんが体をくねらせて、店内に入るジェスチャーをして可愛い。胸にいる2人が弾む胸に押し付けられて、めちゃくちゃうらやましいことになっている。

 「「キャー!キャー!」」


 「めい あい てゆく ゆわ ぉーだあ。」

 「Yes.One hamburger and one French Fry.」


 「ピア!つかまって!揺れが収まってるうちに!」

 「うん。僕の方は、いい足場があるよ。」


 ピアが足を踏ん張ると足場にしていたボタンが、ボタンホールから外れて、2人がまたバランスを崩す。

 「「キャー!キャー!」」


 「えにしんぐ えらす?」

 「That's all.」


 「私の方にも、いい足場があった!」

 今度はチェリーが足を踏ん張るが、足場にしていたボタンがボタンホールから外れて、白魚しらうおさんのぶらがブラウスから飛び出す。

 「Wow!!!」


 会心の発音がでた。


 「「…。」」

 白魚しらうおさんが、ゆっくりとブラウスのボタンをしめる。


 「I'm going to arrest you.」


 白魚しらうおさんが、顔を真っ赤にして何か言ったが、脳内カメラで永久保存した。


 副題:英語の授業でミサイル発射

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