第23話

帯を縦にも高く破って行った!?

「・・・・・・」

兵士達は、十字架!?の中に居る魔物のあまりの敵の数の多さに圧倒させられていた。

みな目を見開く。

冷や汗をかき始める。

(・・・・・・勝てるのか~!?・・・・・・全滅するぞっ・・・・・・ )


シンシアは、絶対に勝てると思っていたのだろう、兵士達の首が上を見渡す動きにも総攻撃は、しなかった。


「・・・なにっ!?・・・」


「・・・・・・!?」


眉間にシワを寄せ、目を細めた。

「フッ、神ヲモ フミツブシ、アザワラウ十字架ノデキアガリカ、ハッハァー・・・キッサマラ~・・・ヤレルモンナラ、ヤッテミロッ・・・」

シンシアが一人喋りをする!?


外でも騒ぎが起こっていた。

ビルの陰があり得ない方向に四方!?に天に向かって伸びていて、その陰!?から羽を広げてホバリングしている多くの黒い悪魔が飛び立とうとしていたからだった。


「進化した悪魔は、光にも強いんだよ」

低い声と高い声がランダムに響き渡る異声が人間の無線に入る。


中では、動きが起きそうに成っていた。

「・・・みんなー、聞こえたたか~、聞いた通りだー、聞いた通りに逃げずに行動しろー、あとは、神頼みだ一、お前ら一人一人に人類の運命が掛かっている一、た・の・む・ぞ・~!?・・・・・・撃って撃って撃ちまくれー、アあアあーっ」


兵士達は、言われた通りの形を作って最小規模の激しい戦いをしていた。

敵との平均距離およそ2メートル、( 撃たなければ殺られる )、撃ち続けるしかなかった。

それも自分の前や上に向けて、味方に当たらないように、心の目を信じて敵を倒していく。( 本当にこれでいいのか・・・!? )


「痛いんだろうな~!?・・・」

「ヘッ・・・これから俺達どうなるんだろ~な~!?・・・」

「ナッ、そろそろ、行くか」

「ア~、行くかっ・・・!?」

体のそこらじゅうから煙が出始める。

先にあの世に行った嫌われ物の刑事 ナンバー1とナンバー2の鏡 春令と剣先 学  二人のゾンビが、自らの体の心臓辺りに右手で血の十字を書いてから、聖水の入ったワイングラスを一気に飲み干したのだった。

城近くの滝つぼに飛び込んで行く。

抵抗なのか、体自体が中空!?に滝つぼ!?に後ろ!?に直ぐ前!?に瞬間移動!?で飛ばされている画像!? 夢!?を見せられる。

そして現代に体を移動させたのだった。

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