第24話
二体の化け物がお互いに体を張って二次元の最も遠い位置に我が身を置いた。
激戦の中で有り得ない光を発していく。
暗闇に輝くような白い点を放っていく、少しずつ二つの点を線につなげていく。
兵士達と敵を分断する形にそっていく、線と線を結んでいく、地面に細い十字架を作っていった。
線を次第に太くしていく、輝きも増して強くしていった。
細いオニヒトデ!?のようにハリネズミ!?の化け物のように向かって来る敵に対して、弾とマブしいばかりの光!?で向かい撃ち続ける。
「・・・クッソー!?・・・下等動物メー・・・」
「クタバレ一、このバケモノー」
思考の世界から、幻想の世界から、暗闇の奥底から、光を放っていく。
「・・・キッサマラー、企みやがったな一・・・!?」
「・・・フフッ、俺達も形は、変えられても刑事さ、魂や志しを忘れては、いないぜ・・・これが人類愛ってヤ・ツ・さ、丸ごと飲み込んでヤル!? 後は、成るようになれってもんだ!? じゃーな、もと同士!? あの世で会おうぜっ!?・・・」
二次元の十字架が三次元から四次元の十字架に そして大人のオニヒトデ!?かハリネズミ!?の体を奪い、中から、闇に迎撃パワーを発し、押し返してトゲを崩壊させていった。
大勢のゾンビや翼を広げた黒い悪魔達は、ミラーボールやジョウロと変わって、出された光線やはじけ散る聖水を浴びせられ、次から次へと爆破されていった。
「・・・チッキショ一・・・コノヤロー!?・・・」
物凄く恐い形相で斧を降り下ろしたシンシアは、光輝くハリネズミ!?の中に消えて行った。
幻想の中の秘宝城も現代の四方のビルの陰も、眩し過ぎる光りに飲み込まれて行く。
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