第9話

闇から来た怪物は、ビルの陰( 三角柱 )の中に居た。

黒い陰が蜂の巣のように怪物を出入りさせていたのだった。

中空の魔のピラミッド、トライアングルゾーン。

次から次へと機体を引き寄せては、破壊し、同乗者を仲間に捧げていった。

そして時間が経つと共に四方八方にランダムに1m・50cm・30cmという単位の黒球や赤球や水晶球が現れ、斑状態で気持ちが悪く見えていた。 

中から怪物や刃物や行き成り出て来ては、対決したり、おとりだったり、爆発したりした。


( 何なんだ・・・こいつらは・・・しかも、この空間に・・・)

ビル内で狙撃している誰もが内に秘めてた敵を撃っては、倒していったのだった。


「近くのビルの同等の高さ付近に狙撃班および特殊部隊を増員して設置、そして総攻撃で敵を向かい撃つ」

指令本部から出た命令だった。

今までにないリアルさと戦闘態勢に長期戦争は、避けたいと願っている幹部達だった。


戦闘員を増やす事により一層 戦闘は、激しく成っていった。

地上の建物、ビルの壁、ガラスあらゆる形のある物を粉砕していく、内戦のようだった。


肉眼でも確かめられる頭上の空間で何色もの光が激しく飛び交っているのが見えていた。

口から出す<喋る>という機能を失わせていた。

 耳から聞こえて来るのは、バキューン、ドッカーンと叫び声だけだった、永久的に続いていく地獄・・・・・・( 相手も必至なのか!? 楽しんでいるのか!? 自然の出来事なのか!? )

《 不安定感と恐怖と狂気だけが、支配していた 》

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