第8話

キキキキ~、回転翼ハブに無理が掛かっている音がした。

機体に登場している皆が見てしまっていた・・・回転翼が止まっている!?

パタパタパタ、ドンドンズポッ、バリーン、悪夢が現実で急襲した瞬間だった。


変な高い音に大勢の人が遥か上空を見ていた。

小さく見えるヘリの尾翼があった。

かすかに見える!?ホバリングしているヘリに対し、尾翼辺りがあり得ない方向に音も無くただ曲がっていく!?

「オ・オ・オ・オ・・・・・・!?」


上空から何かが落ちて来た。

危険を感じとって下では、人が逃げていた。

あっという間に地面に衝突し、飛散した。

無残過ぎて何が落ちて来たか解らなかった。 地は、残骸と炎と黒緑のヘドロみたいな物に覆われ広がっていった。 人間!?もいるように見えていた、赤い色も見える。

「上空で何が起きているんだ・・・・・・!?」

誰もが、そう思いつつあり、次第に顔をゆっくりと上に向けていった。


「アアアー」

「助けてくれー」

「ウワワー」

来るヘリは、捕まえられて襲われていた。

体中 どこでも噛みつかれ、瀕死の状態にもって行かれた。

襲ってきたのは、黒い悪魔達や羽がある死神達、それに大群の吸血コウモリだった。

そして、自爆落下傘部隊は、人間を捕まえては、羽を風船状に包み込んで、狭い袋内で敵同士が攻撃し合って数秒で地上に激突したのだった。


「この怪物ヤロー」

銃弾を撃ち続ける。

悪魔や死神が口から炎や毒針を吐き続ける。


ガブッ、ガブッ、

「イッテ一、クッソー、死ねやー、怪物ーっ」

血だらけの顔で手榴弾のピンを抜き取る。

中空で風船玉が爆発し、真っ赤な絵の具を散布する。


「このヤロー、このヤロー、クっソー、イッて一じゃネーかー」

噛んで来る怪物に対してサバイバルナイフで刺し続けたのだった。

ビルの屋上のかどに高速でブチ当たり、二体が異様な形に成って壁面にペシャンコに成り、ズルズルと接触しながら地に体を付けた。


落ちていく途中で悪魔をやっつけ、羽の風船を銃弾で裂いて、体を切り離したものの風圧で壁面とガラスにぶつかり、数秒そのままでいて、一気に地面のコンクリートに落ちヘコませたのだった、人間一人即死。


攻撃機の機体に付いている機関銃を怪物に向かって撃ち続けた。


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