第5話

控え室!?(牢獄)、ゾンビは、みんな この時間は、住みかを徘徊(パトロール中!?)していて怪物達は、少なかった。

部屋の天井付近には、六ヶ所の球形蛍光灯があり、それを置く長い円柱の柱も六つ室内には、あった。


そして、中央のやや小高い所には、池があり、中には、目を奪われそうな位の金光りした宝の山々が無造作に広げられて置かれていた。

 

デリントン 青沼は、丁度 宝の山とゾンビの間辺りにキョトンと状況が、だが、つまめないといった感じで歩み出て来ていた。

全くゾンビには、解ってないといった状況だった。 ふとゾンビを見て足音を立てないように静かに歩き始め、背を低くし、壁際に寄る。


ゾンビを観察し、辺りを観察し、鉄の棒を手に入れた。

 こいつらには、勝てると思ったのだろう。 宝の山に行き、ジャンバーやズボンの全てのポケットに、宝をつめられるだけ財宝を入れていった。


地面に水がわずかな波と共に溢れ出る、柱の壁が静かに下がる、球形のガラスが下がる、少しずつ中央から電熱バネが赤く成っていく。

ホタル!?みたいな虫が動き出す。


財宝をつめ、これから逃げようと思っていた頃 既に四匹のゾンビが宝の山に近付いて来ていた。

間合いがつまっていく、そして逃げ場を失った六匹のホタルが飛んだ。

 ・・・・・・次に天井のスプリンクラーが動いた・・・・・・。


微量の電気が室内を駆け巡る。

・・・・・・ホタルが死んだものの青沼もゾンビもクラクラとしながらも中腰に成って立っていた・・・・・・。

・・・・・・ひそかに動いた・・・・・・ズ・ズ・ズ・ズ・・・ズーピ~・・・・・・キ~・・・pi~・・・・・・!?・罠!?

見えない電柱内部の円柱変圧器が立て続けに三つ落ちた。

電線が張る。


散水や床の水によって部屋中がまばゆいばかりに光り、火花を散らし続けた。

この一瞬でデリントン 青沼は、感電し、黒く焼け、うつ伏せで水中に十字を描いて死んでいた。


 長い時間が立った。

水中からあぶくが上がる。

手で地面を押す、水面から顔を出す、立ち上がる。 そして浮いた!? 羽ばたく!? 暗い牢獄の中で慣れない体を使っているせいか、体のそこかしこで火花!?が散っていた。

デリントン 青沼!? また新種の悪魔の誕生!?だった。 さまざまな繊細な色のイルミネーションを時間差で明暗差で点滅させていた。

「・・・・・・ウフッ・・・ワオッ!?・・・・・・」

一瞬で周りのゾンビ達は、凄まじい炎に包まれた。 ゾンビ達は、全員 悪魔に変わっていた。 

「シンシア様に仕( つか )えます」

「・・・・・・ホ~ッ・・・・・・凄い武将と精鋭達を従えたな、頼もしいかぎりだ・・・・・・」

 みな黒い闇を侵食させ、歪ませて中に溶け込んで消えて行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る