特別編 300人フォロワー達成記念SS

「祝 フォロワー300人達成おめでとう!」

「「「…」」」

桜大附属高校の2年3組にて、参加者の四分の三がやる気のない、見るも無残なパーティーが行われていた。

「ねぇ、みんな暗すぎじゃない?せっかくの祝いパーティーなんだからもっと楽しまないと」

「大体、これって一体誰のパーティーな訳?」

そう言いながら、ツインテールをずっといじっている少女は伊月茜いづきあかね。俺、黛京真まゆずみきょうまの幼馴染で世の中でツンデレと言われる部類に入る女子だ。この物語読んだ事なくても冴え◯ノの某幼馴染キャラを想像してくれればいい。大体それであってるから。

「誰ってそりゃ勿論、この物語を書いてる原作者のフォロワー達成記念に決まってるだろ」

「あぁ、あの#いいねくれたらフォローするのおかげで自分のイラストに沢山いいね貰えたからって調子乗ってる人のことですね」

「そういうこと言うのやめてくれる⁉︎」

出番早々に口が悪い彼女は、東田紗季ひがしださき。超人気声優にして俺の恋愛においての師匠でもある人だ。この物語を読んだことない人は冴え◯ノの某先輩を(以下略)。

「てかあいつ、イラスト載せてフォロワー稼いだなら私達全然関係ないじゃない。私たちの物語でフォロワー増えたわけでもないのに」

「それに、あの方最近全然小説投稿してないのに出しゃばって特別SSとか言わなければよろしいのに」

「もうお前ら、喋らないでくれ…」

これ以上この2人に喋らせるとロクな事が起こらないだろう。だってこの2人、アニメキャラに例えると冴え◯ノの某幼馴染と某先輩だからな。丸戸先生みたいにキャラ同士の掛け合いが上手くない原作者が書いたら本当に酷くなる。本当に凄いよね、丸戸先生。

「もう、とりあえず最後に真面目にお礼言うからちゃんとしろよ」

「何も起きないし、このSS本当に意味なかったじゃない」

「だから素人なんだから出しゃ張らなきゃ…」

と、冴え◯ノ劣化版ヒロイン達が何か言ってるが黙っておこう。

そして俺は再び声をかける。

「まぁいい、ほら最後は全員で」

「ま、しょうがないわね」

「仕方ないですわ」

2人はそう言い、気を引き締める。

「じゃ、行くぞ。せーのっ」

「「「「300人のフォロワーの皆さん、いつもありがとう!これからもよろしくお願いします」」」」



「…ところで私は今回、何も出番ないの」

「いたのか、野村」

「いたのね、柚葉ゆずは

「いたんですのね、柚葉さん」

この存在感のない感じの女の子は、野村柚葉のむらゆずは。この登場と存在感とこのノリで冴え◯ノ(以下略)で誰がモデルかわかるよね?



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