病魔 6

数日後…


病院から家に電話が入りました

父の所ではなく母の所にでした


内容は

「大きな病院を紹介したいので来て欲しい」

との事…


母と私に嫌な予感が走りました


その夜母と病院に行き先生の説明をうけました


レントゲン写真を見せながら

「肺に腫瘍があります

体の中の臓器もボロボロですね…長年のいろいろな経験が体を蝕んでしまったようです」


この医者は昔からの知り合いで 薬屋もやっていて昔店で ヒロポン を売ってた人でもあるので父の事は良く知ってました…が…医者の立場上 あえて 覚醒剤 という言葉は使わなかったのでしょう


母「治療して治るんですか?」


しばらくの沈黙のあと…







「肺がんです」







「余命…3ヶ月です…」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る