めちゃくちゃな高校時代 1

高校に入学した私は

中学時代のいじめの経験から

舐められてはいけないと先手必勝!入学式の次の日に茶髪にして行きました


やはり人間は見た目から入るのでしょうか

茶髪にしただけで クラスの子達は私に敬語で話しかけたりする子もいたりして……

馬鹿にした態度で接する子など一人もいませんでした


無口な短所もクールと言う長所に変わるのです


たかが外見……

されど外見。


それに加わり電車通学の為 電車の苦手な私は途中休み休みだらだらと学校に行ってたので毎日の様に遅刻をしてました


1時間目が終わる頃教室に入っていた為

そんな私の精神面などを知らないクラスメート達は勝手に


「不良」


と言うレッテルを貼っていました

確かに真面目ではありませんが

これと言って不良でもなくまたしても中途半端な私でした



この頃長男も覚醒剤を打ち始めていました



目のギラギラ感を見れば一目瞭然

すぐわかります

私は父同様長男も嫌いでした

前にも書きましたがチャランポランな態度にイキガリ

すぐに腹を立て喧嘩っ早い

そしてなまけもの


生活費をあまり入れない父同様働く事もなくタダ飯を食って平気な顔をしている奴


一番許せないのが母に対する悪口雑言

長男をたしなめる母に

「お前!」

「てめえ!」

と怒鳴りまくり かなり酷い言葉使いでした


これも覚醒剤が言わせているのだと思いますが……私は許せません


こいつ誰かに殺られちゃえばいいのにとも思い始めてました




ある日私が電車が苦手で学校に行く途中に気分が悪くなり帰って来て寝ていると

ドカッ!ドカッ!ドカッ!

長男が来たかと思った瞬間


「学校へ行け!」


と 外へ引きずり出された事があります

母が止めてくれましたが

「てめぇが甘いから こいつがこうなるんだ!」

と 母のせいにして怒鳴りまくり


その時私は自分が外に引きずり出された事よりも母に対する冒涜ぼうとくが許せませんでした



誰かに殺られちゃえばいいのにから……



誰も殺らないなら私がいつか殺してやる……


と 心の底からそう思いました


こんな事が日常茶飯事

ただ母に手をあげる事がないのが救いでしたが言葉の暴力も手をあげる事同様……心に痛みが残るものです


あまりの酷さに次男がたしなめる事がありましたが

この時は男同士 。更に1才しか歳が離れてない事もあり取っ組み合いの大喧嘩が始まり家の中がメチャメチャになるまで止まらない!



こんな兄達ですが悪巧みをする時は意気が合うようで……


地元でイキがっている暴走族や右翼などの若僧達を見ると2人で仲良く?木刀やにせの日本刀を持って狩りに行ったりしてました


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