応援コメント

独裁」への応援コメント

  • 「しかし、革命は小麦価格のさざ波で生死が変わるような貧民の手でなし得たものではなかった。革命の原動力になったのは、裕福な商人の、王家の圧力に束縛されずに新たな販路を開きたいという邪欲だった。」

    リアルな歴史においてもこのような事実はかなりあっただろうね。
    というか近代以前においては、歴史を動かしてきたのは
    ブルジョアジーらであっただろうし、階級制が厳密に敷かれていた
    時代の国家はおしなべてそのような歴史をたどってきたと思います。

    西洋の歴史は僕は詳しくないし、近代以前の歴史は特に興味を
    持たないで来てます、というか学ぼうとしなかった。
    どちらかと言えば、教科書や歴史文献などでさまざまな国の歴史を
    たどってみる機会などなかったし、それが日本の教育制度においては
    僕のような普通の子供?は、歴史に学んで人生を眺望してみることなど
    ほとんどなかったという残念な教育でした。
    春瀬さんは、結構歴史文献などでさまざまな国の歴史なんかを
    勉強してきたんだろうね。
    僕は日本の歴史にしか興味がなくて、中央公論社刊の「日本の歴史」を
    結構買って読んだりしましたが、やはり小説によって歴史を学んできた
    と言えますね。吉川栄治や司馬遼太郎の作品はかなり学生時代に
    買って読んでました。そこには人間が活写されていて、悪と善と
    静と動、正義と裏切りの渦巻く世界においてもこれだけは譲れない
    という規範とか契り、そうしたものが人の心を動かしていたんだなあと
    いろいろ学べましたね。
    だから小説がかなり閉塞状況にある表現方法として衰退しつつある中で、
    どんなあたらしい表現が、これからの世界と人間を生き生きと写し出せるのか
    そんなことも以前から考えています。
    全然感想になっていないね。スイマセンw

    作者からの返信

    高校で世界史を履修したのですが、そこから気になって学校の図書館にあった「小説フランス革命」を読んでいた時期があります。十巻以上ある大作なので卒業までには読めませんでしたが。
    フランス革命は市民革命といいますが、ミラボーという貴族出身の議員の尽力もあったでしょうしバスチーユ牢獄(でしたっけw)に政治犯が収容されているというデマに惑わされて市民が暴動を起こしたというのも頭に残ってました。バスチーユにはDV男とか普通の犯罪者しかいなくって、正直革命とかどうでもいい人にとっては迷惑な暴動だったと思います。
    それが革命の始まりを象徴する出来事になったのは、そのただの暴動が時勢にのっていた、つまり革命を起こしたい勢力が利用した、というだけなんだと思います。だって迷惑極まりない暴動を「権力側が」制圧したら、権力側、つまり王家の好感度が上がることも考えられるわけで。
    何が言いたいかっていうと、革命は市民が自発的に起こしたものなのではなく、極めて政治的なことだったのではないだろうか、ということです。
    正直理系にとって世界史はセンター試験だけのものですし、しっかりフランス革命を学んだわけでもないので私の見解が正しいのかはわからないのですが、やたら極左が美談にしたがる「革命」という言葉のあやに騙されてはいけないなあなどと思うのです。
    あれ、お礼コメントにしたかったのに見解表明になってるw

    いつも応援ありがとうございますねっw