息をつかせぬ作者の趣味嗜好全開の展開が小気味よい。疾風怒濤の展開、設定に振り回されないかと心配になるが、なかなかどうして軽快な流れがある。この趣味のいい作者の頭の中を覗いてみたい欲望に駆られるが、そんなことをすれば七孔噴血して死に至ること間違いないだろう。次話が楽しみである。無事完結することを祈って…
東の大学……いったいどこ大学なんでしょうか()冒頭の冒頭から飛ばしまくってて作者さんがオービスに引っ掛かってしまわないか心配になりました。ここは首都高なので。
失踪するんじゃねぇぞ……外連味満載に振り切って描かれる受験戦争と、「探偵」対「怪盗」の鍔迫り合い。こんなに設定盛って大丈夫なのか。そんな疑問すら抱かせる、趣味丸出しのガジェットの連打は圧巻の一言に尽きる。小ネタの利かせ方も良いですね、とても良い。何より大学受験進行中の季節である。読者も作者も恐るべき受験戦争の戦禍に巻き込まれることがないよう、道真公に祈りつつ、次回更新を待ちたい。