融けていくような、

拝読し終えたとき、舌が融けるように熱かった。
もう降車駅についているというのに、電車の中で少しの間動けなかった。
彼らの劣情を知っているとは言い難いけれど、この痺れるような熱さは、きっと私がこの物語に美しさを感じた証拠なのだと思う。

最後の一文へ向かっての文章の構成が好きだなと思いました。

その他のおすすめレビュー