第2話 ビッグバン




「まぁザックリと聞いて下さい」



「ビックバン理論というモノがあります。宇宙の始まりの物語です。」

「宇宙の始まりじゃと?」


「ビックバンとは宇宙の始まり直後、時空が急膨張したインフレーションの終了後に相転移により生まれた超高温高密度のエネルギーの塊のことだとされています。宇宙は非常に高温高密度の状態から始まり、それが大きく膨張することによって低温低密度になっていったとする膨張宇宙論のことをビックバン理論と言います。」

「つまり、、、宇宙は膨らんでいると、、、?」


「遠方の銀河がハッブルの法則に従って遠ざかっているという観測事実があります。これを一般相対性理論を適用して解釈すれば、宇宙は膨張しているという結論が得られます。膨張しているということは、時計を逆に回すと?」

「ん?逆に?つまり、、、縮むってことか?」


「そうです。究極まで縮むと宇宙の初期には全ての物質とエネルギーが一ヶ所に集まる高温度・高密度状態にあったことになります。この初期状態、またはこの状態からの爆発的膨張をビックバンといいます」


「うーむ。。。。参った。。。。。」

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