エピローグ
その後、あの国が他の国の襲撃を受けたという話は聞かない。
なぜ、誰が、何の目的で事件を起こしたのか、あの国を離れた僕の耳には聞こえて来なかった。
後々になって聞いた噂がある。
ある国のある森には、女神様がいるらしい。
その女神様は、普段は森の中で静かに眠っているけど、国に危険が及ぶと、目を覚まして国に救いの手を差し伸べてくれるとか。
その手は、国に、人に、幸せをもたらしてくれる、奇跡の手。
普段、女神様は平和な森の中で、石に姿を変えて、そっと眠りについている。
そして、その国を、永遠に見守り続けるという。
──ずっと、ずっと。
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