応援コメント

登場人物の呼び方について」への応援コメント

  •  ー作者樣の良識に拍手ー
     海外の物語を呼んだり書いたりする上で、齟齬がないかとても気になります。
     それは今回のお話のように呼びかけの言葉や、ちょっと複雑になると言いまわしや、諺などの定例句について日本語があってるか、文化の違いを上手く埋め合わせているか、拘り過ぎて物語のリズムを崩してないかといった事がたえず頭を過ります。
     わたくしは英語やフランス語の作品を読む機会が多く、日本語の表現を学ぶために、プロの翻訳者が訳した日本語の作品をよく買い求め目を通すのですが、月影 夏樹 様の作品は翻訳者と同じ気配りが作品に多く見られ、安心して読めるといつも感じてます。
     海外を題材にした作品(わたくしにとっては日本語の) は、物語を作る以上の難しさがあると常々思って作品に向かい合っています。

    作者からの返信

     水色 奈月さま

     こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメントありがとうございます。

     今作『命の天秤』では多くの登場人物が出てくるため、相手の呼び方について私なりに工夫したポイントの一つです。呼び方一つを例に取ってみても、相手への呼び方が皆同じですと、作品を読む読者さまは混乱してしまうと思いました。
     そこで私はアメリカで親しまれている愛称と日本風の呼び方に注目し、使い分けることで「この会話は誰が話しているのか?」という疑問を解消出来ると考えました。
     ですがそれによって、舞台がアメリカでありながら呼び方が日本風になるという、どこか矛盾してしまう内容になってしまいました。

     『正確さを重視するor 親しみやすさを出す』という問題に対する私なりの答えが出るのは、当分先になりそうです。

     少し長文となってしまい、失礼致しました。そして今後とも応援よろしくお願い致します。

    編集済

  • 編集済

    読者に馴染みのないテーマだからこそ、いかに親近感を感じてもらえるか。共感できるお話でした。正確さを犠牲にしてでも伝えたいものがあるんですよね。それでもなお洋書の雰囲気を保っておられるのがとても素晴らしいです。

    作者からの返信

     藤之森 ちょろりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     心理学という学問や言葉自体は聞いたことがある方も多いと思いますが、その内容についてはあまり知られていません。「堅苦しい」「肩が凝りそう」といったイメージも多く、普通に紹介するとそれこそ本当に、堅苦しいだけの作品や小説となってしまいます。

     確かに小説を執筆する上において、正確さやルールを守ることは大切です。しかし逆に型に縛られ過ぎると、その作品もまた型にはまった作日となってしまいます。
     これまで「心の天秤」の中でも何度か述べましたが、ちょっとした遊び心を入れることがポイントだと思います。遊び心を入れることで、読者様が楽しく作品を読め、作者である私自身も執筆を続けることが出来るようになります。
     そういった遊び心を入れたからこそ、藤之森さまをはじめとする多くの読者様に共感していただけたのでは私は思っています。

     海外小説では使われることがない「名前の呼び方」を変更した作品にも関わらず、「洋書のような雰囲気を保っている」という感想をいただき、とても光栄です! 本当にありがとうございます!!

     今後ともよろしくお願い致します。

  • 私が「命の天秤」を読んでいた時は意識はしていなかったのですが、言われてみると本場アメリカでは名前で呼ぶことが多いですよね。しかし舞台がアメリカでも呼び方は日本風にするという、独特の作風はあっても良いかなと思います。

    そんな細かい所にまで気を配っていたとは、作品作りにおける作者さまの情熱が見えます。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメントありがとうございます。

     人の呼び方が変わるだけでも、作品の雰囲気は大きく変化してしまいます。しかも舞台がアメリカということで、執筆当時は非常に頭を使った部分です。しかし鈴白さまの率直な気持ちを聞かせていただき、日本風でも良かったのかな? と思えるようになりました。

     今後とも応援よろしくお願い致します。