3話 暴力 98
昨日のことでかなり落ち込んでしまいました。目が覚めると14時になっていました。最悪です。本当はやることがあったのに。1日を無駄にした気分です。本当は引きこもっていたかったのですが、郵便局でハガキを出さなくてはならなかったので、家をでました。
ベットの上で天井をずっと眺めてた頃を思い出します。何も食べず、ただただ天井のシミを眺めていました。シミより私はどうでもよい人間で無力感だけが残りました。
私に生きる資格がないことは分かっています。しかし、私よりくだらない人間も世の中にはたくさんいます。その人たちは自分を客観視する能力がないのでしょうか? よく生きてられるなと思います。もし私に権限があれば殺しにまわっているでしょう。これは一種の優しさです。しかし、現実に私にはなんの力もなく、身体も丈夫ではないので、不可能なことでしょう。現実を見ないほうが人は楽しく生きられるでしょう。多少、失敗してしまっても前を向けば良いだけのことですから。私には何かを無視する技術がありません。気になったらずっと気にしてしまいます。だから、生きづらいのでしょう。
私は誰にも必要とされていません。みんなから嫌われています。別に過度の一般化ということでもないです。証拠もあります。だからとある世界から追放されそうになるのです。残り98日の猶予です。どうすべきか、それまでに考えなくてはなりません。失敗したら死ぬでしょう。
あと98日。
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