第13話 歩
少女は目覚める。
砂の上に座り込み、砂を手にのせていた。
少女は砂を捨て、立ち上がる。
身体には砂がたくさん付いていた。
少女はそれをはらい、歩き出す。
「何かあるかな」
少女は何もないところに話しかける。
(あるといいね)
空間が返してくれる。
少女は空想。
少女は機械。
少女は再び歩き始める。
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