第24話 母と夢 数年後

大学二年生の時です。

CMが好きでした。テレビ番組は好きじゃないけど、CMを見たくてテレビを見るくらい好きでした。


広告の勉強が出来る講座に一年間通いました。

プロで現役のコピーライターやら広告会社の第一線で活躍している人やらが教えてくれる実践講座でした。


私は、広告会社に就職したいと思いました。


けれど、いつの間にかそんな希望は忘れていて、就職など永遠にしたくないと思うようになっていました。


後年になって、姉から聞いたところによると、母が私にはムリだという趣旨のことを言って反対したそうです。

私は、そんな会話をしたことをまったく思い出せません。

姉は母は私のしたいことすべてに反対してきたと言っていました。

私は、思い出せません。

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