第6話 モウロウとした日々
頭がモウロウとする日が続きました。
コレハダメカモシレナイと思いました。
眼科・心療内科の予約日にホウホウノテイで病院へ向かいました。
「昨日はどうなさったんですか? 予約キャンセルの電話もなかったから、心配していたんですよ」
受付女性の言葉に「????」となり、手帳を確認するも予約日は今日と書いてある。
それを強く訴えても仕方ないので、飛び込みで診察してもらうことに。
飛び込みと言っても、相変わらず患者はいない。
薬効きませんでした、と医師に伝えると
「結局ね、うつ病なんて気の持ちようなんだから、自分で何とかしなきゃ治らないんだよ」
そう言われて、私は奈落に突き落とされた気分でした。
人生という舞台から放逐されて、もう二度と明るいところへは戻れない。
そう思いました。
それ以来、そのクリニックには行っていないし、もらったデパスも飲まずにゴミ箱へ捨てました。
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