監視カメラを要求する強盗風ヒーロー、ヤクザに嫌がらせされる猫カフェ、店主に忠誠すぎる店員たち、冒頭は頭の中で?が止まりませんでした。
しかし、ヒロインの彩夏さん、ヒーローのサイコブラック、彼らを取り巻く人物たちそれぞれの謎が明らかになるにつれ、物語はどんどん面白くなっていきます。
白井さんと彩夏さんの関係が変化していく中盤から後半にかけては、もどかしい気持ちにもなりましたが、最終的にこうなって良かったと思います。"幸福"な読後感に浸ることができました。
人間ドラマだけでなく、ヒーロー結社が作られた過程などから物語の社会的な背景が伝わってきて、うまいな、と思いました。ひとえに作者様の力量の賜物だと思います。
これからも頑張ってください!応援しています!