第7話 偽りの追跡者
―――雨音に混じりながら少女の声が聞こえてくる。
昨日は徹夜で酒を盛ったせいか覚醒しようとすると、重たい頭痛と睡眠に常に襲われる。
そんな風にボーッとしながらも、声がやってくる方へと耳を辛うじて傾ける。
「―――おい!!!聞こえるかゼンベル!!!おいゼンベル!!!応答しろ!!!」
少女、いや。少佐のどなり声だ、その華奢な声音はガンシップ内に鳴り響いていく。
少佐からの連絡だと分かると、急いで端末を焦った手つきで手に取る。
「―――んあぁ......どうしたんですかい少佐......予定時刻よりまだ随分早いですぜぇ......あっレフティア大尉みたいなおつかいとか勘弁ですよ......ふあぁ......」
「寝ぼけてる場合じゃないぞゼンベル。目的不明の共和国軍部隊の強襲を受けた、敵の所属は分からない。とりあえず緊急事態だ、ヘリをいつでも飛ばせる状態にしておけ、今そっちに向かってる」
「な、なんですと!?一体なにがあったんですかい!?」
「詳しい話は後だ、追撃されている。ターミナル上層停留所で合流だ」
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「少佐、後方からガンシップ来ます!」
ミーティア中尉はサイドミラーで後方から迫りくる近接航空支援機VTOLガンシップの存在を目視で確認する。
「フル装備のガンシップを市中によこして来るとは、随分手間をかけてくるじゃないか。このまま逃がさせてはくれなさそうだな。レオ、ハッチを開けろ。私があれを落とす」
「正気か!?ガンシップだぞ!?」
「大丈夫だ、任せろ」
少佐からレオに向けられたその眼差しからは、日常茶飯事の如くこの程度の困難は乗り越えてきたかのように、強者特有の自信に溢れんばかりで、その姿勢はレオの身にもしみじみと感じとれる。
「まじかよ、ほらよ」
レオはハッチを開けると、そこから少佐が身を乗り出し、走行中の装甲車の上に堂々と立つ。
そのまま少佐はガンシップを迎え撃つ為の姿勢を構える。
「......おいおい、ほんとうに大丈夫か?いくらイニシエーターとやらといっても近代兵器のガンシップ相手には無謀なんじゃないか......」
レオは運転席のミーティア中尉に聞こえるようにそう言う。
「大丈夫ですよレオさん、少佐の力を信じてください」
後方よりガンシップが少佐からはっきり見える距離に現れる。
ガンシップは武装に誘導型対地ミサイル、対人AE機関砲を標準武装としている。
その機関砲の威力は大戦時由来の規格を受け継いでおり、対人を想定していたとは思えない火力を誇る。
軽装甲の車両なら数十発で原型を失うに足るだろう。
対地ミサイルもこれまた穿孔性能の高いミサイルを採用し、重装甲車両であっても直撃すれば特段対策を行っていない金属装甲には簡単に穴が空き、そのまま内部に直進したミサイルは火花を散らしながら内側の人間を焼き殺す。
また同時に対象物体に限定して強力な電磁波を発生させる爆薬発電機を備えた電磁波爆弾との融合型でもあり、大抵の車両は直撃すれば電子機器系統の基盤が破壊され致命傷となりうる。
大戦時代からの古典的な兵器でありながら未だ最強格の武装だ。
「―――フェーズ1、標的補足。対地ミサイルを使用する、ロックオン完了。発射」
「―――フェーズ2、発射」
追撃に来た2機のガンシップからそれぞれミサイルが発射される。
「やばいって!当たる当たる!!!」
レオはこちらに真っ直ぐ直進するミサイルをその視界に捉えると、思わず目をつぶった。
しかし、何かが破壊される衝撃波が外から伝わってきた。
慌てて後方を見るが、飛来して来ていたはずのミサイルの姿がない。
「ど、どうなった......少佐は無事か?」
レオは急いでハッチをよじ登り、すぐに少佐の安否を確認する。
だがそれは杞憂であった。
そこには平然とした無傷の少佐の姿があり、改めて生物としての次元の違いを見せつけられる。
「......ミサイルはどうなった?」
「普通に弾いた。直撃でなくても付近に着弾するのはマズイからな、あとは目障りなガンシップを落とすだけ。友軍機を落とすのは少々気に障るが、まぁやらねばこちらが死ぬ」
少佐はガンシップに向けて手をかざす。
「おい、まさか......」
少佐が手をかざしたとき、2機のガンシップの周りの空間が歪むように辺りの光が変化する。
歪んだ空間は綺麗な円を描き、まるで絵の中の空を丸く切り取るかのよう。
その円によってガンシップの両脇に抱えている推進補助スラスターが綺麗に取り外され、推進力が不安定になった2機のガンシップはゆらゆらと高度を下げていく。
「その技、強すぎでは?」
「そうか?まぁ応用がかなり効くし便利ではある」
少佐はそう言って、ハッチを通じて装甲車内に戻った。
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―――同刻。
少佐達の隠し基地付近に臨時設置された司令部のテント内にて、アウレンツ大佐は追撃状況の各種情報をオペレーター達から受けていた。
「―――追撃にあたっていたガンシップ2機が航行不能、撃墜されました」
「―――他分隊が装甲機動車で現在追跡中、しかしこのままでは先にターミナルに到着されます」
「ほう、では現地のSUPRA隊を出動させろ。奴らは空港に待たせてるガンシップと合流してここから逃げるつもりだろう。都市から逃せばそれ以上は追えん、機体は撃墜して構わん」
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「少佐!空港が見えてきました!」
「もうすぐだな、この先の要人用連絡道路を曲がってくれ」
ターミナル上層へと続く要人連絡道路のフェンスゲートの前にやってきた。
警備兵達が近づいてきたが、少佐達は顔が利くのかそのまま特に検査を受ける事無く通過することができた。
通り抜けた先はいくつもの要人専用機と思わしき機体がいくつも並んであった。
どうやら民間が使用する飛行機の区画はここからは遠く離れているようだ。
すれ違う多くの要人やその護衛達がこっちを不信そうに目を追ってこちらをみている。
それもそのはず、こんな厳つい軍事車両が要人エリアに踏み込んでいたら誰しも不安になるだろう。
しばらくすると追撃しに来ていた先ほどのガンシップと同様の形状をした機体の前で、こちらに手を振っている大柄の男が車内から見えてきた。
「少佐!ゼンベルさんです!」
「よし、近くに止めてくれ」
ガンシップの近くに乗ってきた車両を止め、少佐たちが降りると大男が大声で寄ってくる。
「少佐ァ!!!ご無事でぇなにより!!!ガッハハハ!」
「あぁ、なんとかな」
むさ苦しい第一声を終えると、その大男は冷静な態度に急変し、レオの方に歩み寄ってくる。
「こちらが例の傭兵ですな?」
そのゼンベルと呼ばれている大男に、レオは声を掛けられる。
「あっ、あぁ。俺はレオ・フレイムスだ、数日後から本格的にお世話になる予定だったんだが......」
「おお!!!レオ・フレイムス!歓迎するぞ!俺のことはゼンベルと呼んでくれぇ!!」
いきなり静かになったと思った矢先、ゼンベルは大笑いしながら元気よく手を差し延ばしてきた。
ゼンベルは大声通りの大柄で体格が良い大男だ。
どうやら軍服を着ておらずかなりラフま様子で、一枚きりのシャツのような上着に作業服のようなズボン。
傍から見ればヒゲの生やしたただのおっさんに見えるが、本当に軍人なのかは分からない。
「挨拶は終わったか?ここを離れるぞ」
「了解したぁ!!!いつでも出せるぜぇ!乗ってくれぃ!!!」
ゼンベルはそう言って颯爽に操縦席へと着く、そして少佐とレオも乗り込むが、ミーティア中尉は搭乗しなかった。
「どうした中尉?行かないのか?」
レオがそう聞くと、少佐が横からそれに答える。
「ミーティア中尉には、彼女なりの役目がある。私の部隊の一員でもあると同時に共和国防衛省の直轄諜報部をも兼任しているんだ。今何が起きているのか、その真相を探る為の要員は残しておかなければならない」
レオは少佐にそう言われるが、素直には納得し難いものだった。
「いやいや!さすがにこの状況で一人置いてくのはまずいでしょ少佐!」
「―――レオさん」
レオの言葉に被せるように、ミーティア中尉がそうレオの名を言う。
「私なら大丈夫です、少佐たちと早く行ってください」
ミーティア中尉にそう言われ、レオは言葉を失う。
「そう、か......」
ミーティア中尉は真剣な眼差しで、レオの手を取る。
「私には私なりの部隊での役目があります。どうか行ってください。そしてまた向こうで会いましょう。大丈夫です、どうか信じて。他の部隊のうちの子達ともよろしくやってくださいね」
そうミーティア中尉は言い残していくとレオの手を離し、ガンシップから駆け足で離れていく。
「おーい?もういいか?早く出ねぇとマズイことになりそうだぜ」
入ってきた通路側の出入り口から軍事車両が入ってくる。間違いなく先ほどの追っ手だろう。
「ゼンベル、発進だ」
少佐のその号令と共に、ガンシップは勢いよく停留所から飛び出していった。
開いた窓からは俺たちを見送る中尉が見え、彼女はこちらに軽く手を振った。
やがて航空機発着場を出ると......。
「おい、おいおいおい待てよ!?嘘だろ......、どういうこったよありゃ......」
「どうしたんだゼンベル」
ゼンベルの声に少佐はすぐに駆けつける。
「少佐、アレ。見てくだせぇ......、敵さんのパフォーマンスにしちゃ少々過激すぎやしませんかねぇ......」
ゼンベルはその方向に指を指し、少佐もそれを見る。
「......ゼノフレームか?」
黒色の独特のシルエットデザインを見せるゼノフレームが、滑走路離陸地点付近で待機していることが目視で確認できる。
ゼノフレームは平均して全高約10メートル前後の二脚又は四脚等の多様な形態を持つ汎用型高機動戦車であり数百年前の大戦中に開発された通称・戦略決戦兵器である。
かつてゼノフレームは、古の戦場に置いてその戦術的優位性が極めて高いことから、大戦時に大量生産された主力兵器であり、非常に猛威を振るった戦略兵器である。
現在となっては、その運用コストが小国の国家予算が軽く蒸発するほど悲惨なことから、次なる大戦に備えるという名目でほぼ全てのゼノフレームが凍結され、仮に運用を開始するにしても二週間にわたる複雑な凍結解除作業を行わなければならない。
そして、その弊害として長年全く使われなかったゼノフレームに関する超高度技術者が不足しはじめ、その極めて複雑な機構兵器である事からロストテクノロジーとなりつつある側面が現れ始めている。
ゼノフレームの中にはヴァルランド砲とよばれる兵装が存在し、強力な何かしらのエネルギー弾である事は分かっている物の、着弾後の数週間にわたる致死性の高い未知の物質が拡散されている事から使用が禁止され、遂には解明されないまま今に至っているようなものまである。
大戦時の人々の生活を犠牲にし、それで得た熱狂的な技術革新が齎した負の遺産の一つだ。
基本武装としてプラズマキャノン砲や高度自動迎撃レーザー、対ゼノフレーム近接戦用ブレード等があるが、そのどれもが汎用的に通用しうる一線級の代物。
仮に広域対空砲が換装されていた場合は、離脱する前にほぼ間違いなく撃墜される。
「まずいな、あれが本当に噂通り動くってんなら。ここから出るのは不可能だぜ......」
深刻な表情をゼンベルは浮かべる。
「どうすんだ?一回もどるか?」
「......いや、このまま対空網を突っ走る。ゼンベル、頼んだぞ」
一瞬神妙な顔を見せた少佐だったが、即座に強硬突破する手段を選んだ。
「よし!承知したぁ!!!!」
ゼンベルが活きのいい返事をするが、状況についていけないレオはただ絶句をする。
「......ゼノフレーム。いままで封印されてたって代物が急に元気よく動作するのかね?あれは俺達をここから逃がさない為の時間稼ぎかなんかなんじゃないか?」
「当然、その可能性はあるが。事態を楽観的に捉えるのは危険だ、あれは正常に動作すという前提で決行するぞ」
「任せとけぇ少佐!要は当たらなきゃいいんだよなぁ?」
ゼンベルは自信満々にそう言う。
「おい、さすがにそんな事は無茶だと俺でも分かるぞ。当然磁気誘導性ミサイルの一つや二つは飛んでくる。操縦云々で解決できる話だとは思えないが?」
レオはそう言って少佐の方をみる。
「当然、私が防衛を担当するのさ」
少佐はそう言った後、ガンシップはスラスター出力を全開にし、勢いよく空域外へ向かおうとする。
しかし案の定、火器管制レーダーの警戒警報が鳴る。
「くるぞぉ~!!!」
ゼノフレームは正常に起動していた、それからミサイル第1波がゼノフレームから飛来する。
「ちっ、よりによって対空特化装備かよ......!」
ゼンベルはそう言いながら、ガンシップは全速力でゼノフレーム頭上から地面すれすれの低空で駆け抜け、ガンシップは軽快に不規則回避運動をし、発射されたミサイルをタイミングよく回避させる。
ガンシップに当たらなかったミサイルはそのまま滑走路地面に着弾し第一波を華麗に捌く。
「撹乱チャフを使わずにこのミサイルの量を避けたのか?信じられない腕前だな」
レオはゼンベルの航空操縦の尋常ではない腕前に関心する。
「当然、パイロットの実力を舐めるなよぉ?」
第一波を回避すると直ちにゼノフレームからは第二波対空ミサイルが発射される。その数はおよそ倍であるため、回避行動だけでは間違いなく直撃する。
「チャフとフレアを使う!!!」
―――もはやこの状況は最悪だと思っていた。
だが、今までにはなかったような強力な仲間たちと出会い、レオは最後の最後まで味方の腕を信じた。
今までの傭兵生活から考えらないような味方を頼るという行為を、レオは無心の内に行っていたのだ。
「どうしたレオ・フレイムス!怖気付いたか?」
少佐は少女らしい微笑みを浮かばせながらこちらに問うた。
「ま、まさか。楽しくなってきたところですよ」
レオはそう全然楽しくなさそうに無表情でそう言う、実のところ心では強がっていてもこの圧倒的な緊迫感の迫る恐怖に体は抗えていなかった。
ガンシップはミサイルの大波に飲まれそうになる。
ゼンベルが撹乱チャフ、フレアを放出し、ミサイルの機動があらゆる方向に逸れていく、しかしその最中に更なるミサイルの追撃がゼノフレームから行われる。
第三派だ。
「どんなに急いでも第三波からは逃れられねぇ!!!少佐ァ!後はたのんます!!!」
少佐はゼンベルにそう言われると、ガンシップの扉に手をつける。
「出番だな。君は手すりに掴まって放り出されないようにしろ」
「えっ、それはどういう......」
ガンシップの側面扉が少佐によって開かれる。
強い雨風が吹き荒れている中、少佐は身を乗り出し後方から迫り来る第三波を視認する。
「さてと」
少佐は航行中のガンシップの上部に登り、手の平から剣を顕現させる。そして第三派ミサイル群に狙いを定めるかのように剣を大きく掲げる。
「【アンセル......!】」
その剣からは真っ白な閃光がガンシップをも包み込むとばかりに周囲に放たれる。
その閃光は強大な剣のように切っ先を伸ばし、ミサイル群を振り払うようにその閃光は放たれた。
それに触れたミサイル群は次々に破壊されていき、やがて第三派ミサイル群は消滅する。
レオはそれによって視界を奪われるが、しばらくすると閃光は止み周りが徐々によく見えるようになった。
機体には異常がなく、衝撃波も感じなかった。
「一体なんなんだ......?」
レオがそう口にすると、心底疲弊した様子の少佐がガンシップ内に戻ってきた。
「まぁ、ちょっとした飛び道具だよ......」
少佐はそう言うと、ガンシップ内の床に背を倒す。
その様子を見たレオは急いで駆け寄った。
「おい少佐!大丈夫か!?」
「平気だ......、ただ。少し頑張りすぎた......」
息の荒い少佐の様子に、レオは少佐の額に手を当てる。
「すごい熱だ......!ゼンベル!少佐の様子がおかしい!どうすればいい!?」
少佐は意識を朦朧としていたようだった、レオは操縦席の方に向かって声を挙げる。
「ヘラクロリアムを放出しすぎたんだ!、とりあえず飲み物かなんかで体を冷やしてやれ!」
ゼンベルが大声でそう返す。
「あぁ!分かった!」
そう言ってレオは、救急キット近くに置かれていた小型冷蔵庫を開け、大量の冷えた缶飲料を取り出す。
「んだこれ!全部ビールかよ!?」
そう言いながら缶を少佐の体中に当てるように配置する。
「とりあえずこれで......、にしても絵ずらが犯罪級だなこれは」
すると、少佐は徐々に目を開ける。
「くっ......、すまない。意識を失ってしまったようだな」
少佐はそう言うと、身体を起き上がらせる。
「おいおい、あんま無理しないでくださいよ少佐」
レオはそう言うと、少佐は近くの缶ビールを見つめそれを手に取る。
「大丈夫だ、こう見えても私達の体はかなり丈夫だ。ちょっとしたことではどうということはない」
少佐はそういうと立ち上がる。
「さて、ゼンベル。少し早いが、予定通りに北方戦線に向かってくれ。私は今から今回の襲撃について何が起きてるのか本部に状況を確認する」
「了解です、少佐ァ」
こんな危機的状況を過ごしたすぐ後にも関わらず勝利の余韻に浸らない少佐を見て、どんな世界を生きてきたのか想像がつかなかった。
価値観とか、住む世界が違うなんてものではない。
少佐とレオとの間には明らかに壁がある。
それは、決して超えることの出来ない生物としての隔たりなのだ。
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―――同刻。
「まさかあのゼノフレームの対空網から抜け出すとはねぇ~、少し予定と違うが、まぁいい。何れにしろ彼らはヌレイ戦線へと向かうだろう。面倒だがそこで直接、奴を回収できればそれでよい......。もうこの体に要はない」
アウレンツ大佐はそう言って、司令部からは姿を暗ました。
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