応援コメント

第20話 「ストーリー」について①(問題と解決)」への応援コメント

  • よく考えてみると、問題解決という形でできている作品が多いですね。

    「問題」の形もさまざまで、始まりから終わりまで物語全体を貫くものもあれば、物語の一章だけの「問題」もあります。また、物語の表面に浮かぶ「問題」もあれば、物語の奥に隠れている「問題」もあります。たとえば、「封緘のグラセスタ」の「リリカ」の身体の問題と、「ジェダル」の心の傷です。


    「問題解決」は物語の構成要素ですが、最近私は新しいことに気づきました。「天結いラビリンスマイスター」を遊んでいると、エンディングで主人公の「我々が気になっていた事態も解決に向かいました、新たな問題を発生」が目に留まりました。
    なぜ物語はすべての問題の解決で終わらないのだろう、と僕は考えた。ゲームファンの友人と話し合ったところ、「これは続編の伏線というか、続編に向けての問題かもしれない」という結論に至った。真相は何なのか?(笑)


    問題を抱えてエッセイを読み返すと、より理解が深まる。問題解決が物語のテーマと密接に関係しているとすれば、テーマが家族の話はルーチェの問題解決で終わるのが本題に合うのではないか。
    最后に、いつもお返事ありがとうございます。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

    そうですね……古今東西、物語は様々な問題を解決することで、劇的な盛り上がりを演出する、というものだと考えています
    問題の中身はそれぞれで、事件だったり、精神的なものだったりするのですが、物語の中にいくつ問題を盛り込み、提示して、解決させるか、というのがプロット作成の基本的な部分かもしれません

    もちろん続編のために、提示するがここでは解決されない問題というのも存在するでしょう
    構造解析しながら物語を読み進めると、プロット製作者がどのような意図で問題を配置したのかが読み解けるかもしれません
    そこもまた物語の楽しみ方かもですね

    当エッセイを読んで頂き、誠に有り難うございます!