電車の中で

 現在、永田町駅に向けて狂った乗り物の中で揺られている。手持ちの本を読む気にもならず、地下鉄なので外を見るわけにもいかないため、駄文を書き散らしている次第である。

 電車という乗り物は不思議である。飛行機や新幹線、乗用車などとは違って、誰も彼もがこれから地獄に行くような形相をしている。この時間は空いているためにその表情がよく見えてしまう。何も知らない赤ん坊ですら嫌な顔をする。

 神保町駅に着いた。あと三駅で目的地なので、半端だがここで終わりとする。

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