妄想
寝つけないときなど、布団の中でくだらないことを考えていたりするのだが、よくある妄想のうち幾つかは自分の中で答えが出てしまった。
まず、過去に戻ったらどうするか、そもそも戻りたいか、という妄想だ。小説や映画で散々使われていて、今更語ることもないだろうが、私の結論は「戻りたくない」である。やり直したいことが無いではないのだが、面倒という気持ちが先に立ってしまう。それに、過去に戻ったところで、今より良くなるとは到底思えないのだ。
他にも、歩いているときに急に目の前の犬が襲ってきたらどうするか、ということも真剣に考えたことが有る。妄想の中の私は、右手で目をガードし、左手で首をガードする。これが基本の姿勢となる。腹や足を噛まれての失血は諦めなければなるまい。首と目は即、戦闘不能に陥るので最優先で守る。そうして敵が噛付いてきたところを、倒れこんで潰すか、噛まれていない方の腕で殴打。これが結論と言うか、基本戦術だ。十キロを超える様な犬なら勝ち目はない。死ぬ。一つだけ持ち込んでも良いなら剣道の面がほしい。銃や包丁なんかは当たるまで生きている気がしない。
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