　この頃は六時半ぐらいに起きる。目覚ましなど付けなくとも外が明るくなってくると自然に目が覚める。起きるとまず布団を片し、それから窓を開けて軽く掃除をする。晴れている日などは布団を外に出す。

　そうして、ぼうっとする。人間、起きて二時間ぐらいは大した活動は出来ないものである。せいぜい米を炊くか、洗濯をするか、その程度だ。大抵はパソコンを弄っている。炊飯器か洗濯機の終了の音でようやく意識が冴えはじめる。この頃に一日の予定を立てはじめる。映画を見に行こうか、散歩に出ようか、それとも食材の買い出しに行くべきか。

　十二時。この辺りでようやく食事をとる。和食が多い。パンや麺を食うことは殆どない。外に出ているなら尚更である。定食屋に入りそのまま何処かしらへ出かけていく。そのまま日が暮れるまで何処かで何かをし、帰る頃には二十時を回っている。風呂に入ったり、日記を付けたり、パソコンを弄っているといつの間にか日付が変わっている。その辺りで布団に入り眠くなるまで本を読んで、一日は終わる。