カウントダウンの日(学生の詩)
本日三月二十一日はカウントダウンの日なんだ、知ってたかい。三、二、一となっているだろう。おっと、検索を掛けるのはよしておくれ。僕が適当に作ったことがバレてしまうじゃないか。まあまあ、それはそれとしてカウントダウンの日だ。何をカウントしよう?
無難に正月までを指折り数えようか? それじゃあ気が遠くなる。
寿命とかはどうだろう? そんなもん数えて死にたくないなぁ。
テストの点数、学校の偏差値、持久走のタイム、財布の中の小銭、身長体重……。カウントは出来ても、減っていくわけではないものばかりだ。石油の残りでも数えようか。あと何年でなくなるとかいう話はどこに行ったのだろうか。何だか騙されてる気分だ。
やっぱり学生の身であるからには卒業までを数えるべきだろうか。僕としてはこんなとこさっさと抜け出したいものだけど、いつかこの日を愛しく思う日が来るんだろうか。……いや、無いだろ。そうだ、僕が数えるべきは羊だ。さっさと寝よう。
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