第5話
俺は大人気モデル兼女優の櫻井美波と…なぜか海にいた。
元は確かに俺は誘った…けど…普通あり得ない…。
この作品の作者の妄想はすごいようだ…。
美波『一哉さん?』
一哉『…ん?』
美波『つれてきていただき…ありがとうございます』
一哉『あ、あぁ…全然』
美波『やっぱり…皆さんは服が好きなんですね』
一哉『(確かに…マスクしてたけど…こんなばれないものなのか…)』
美波『一哉さんは好きな人とかいらっしゃいますか?』
俺は…ここでピンときた。
ここで…恐らく未来の俺は…いないと答えたのではないか。
一哉『(どーうする…はいなら未来が変わる…いいえなら…)』
俺は…迷ったあげく…。
一哉『います…』
美波『そう…なんですか』
一哉『でも…』
美波『?』
一哉『美波さんは十分きれいです。ですから…そんな落ち込まないでください。これはお世辞とかじゃなくて…普通の人にはできない経験を美波さんはできてるんですから…それが綺麗っていう証明なんです…なんかまとまらないけど、自信持ってください』
美波『…』
一哉『好きな人がいても、美波さんのことは…応援しますし好きですよ』
美波『えっ…』
一哉『応援してますよ?』
美波『ありがとうございます…』
一哉『俺も芸能界で活躍してみたいよ笑…親戚の子も芸能界目指してるんだけど…美波さんの影響だよ?』
美波『え!?そうなんですか?!』
一哉『もー…美波さんに会いたい会いたいうるさくて…』
美波『私…一哉さんみたいな人と同じ学校…行ってみたかったです…
はあ…』
一哉『うーん…じゃあ、来る?…青星高校…』
美波『えっ…』
一哉『まあ…そんなことできれば苦労しないか笑』
美波『はい…』
一哉『…なんかたべる?』
美波『え?』
一哉『んー…お腹すいたし…元気がでないときは飯食うのが一番!…だけどどうする?』
美波『あ!わたしがぶつかってハンバーガー駄目にしちゃったんでしたね……じゃあ!私が奢ります!焼き肉いきましょう!お肉!』
一哉『えー!?いやいや…年下に奢らせるのは…』
美波『いいじゃないですか!ほら!行きましょう!』
俺は美波さんにつれられ…強引に近くの焼き肉屋に入った。
店員『いらっしゃいま……ん?』
美波『2人です!』
店員『え!?もしかして…モデルの櫻井美波さん!?』
美波『え!?』
店員『わ!本物だ!あの!握手してください!』
美波『えっ…あっ…はい…』
そう…さっき海辺でマスクをはずしてから…つけてなかったのだ。
仕方なく…美波さんは照れ臭そうに握手をしていた。
しかし…他の客達まで集まってきてしまった。
客『えー!サインください!』
客『握手してください!』
客『写真いいですか!?』
客『一緒に食べませんか!?』
美波『あっ…いや…あの…』
一哉『はい、すいませんねー、彼女プライベートなんで…あ、盗撮しないで。はいはい、どいてねー』
…と俺はマネージャーを気取って彼女の手を取り、適当に個室に入った。
一哉『ね?人気者でしょ?』
美波『…///』
見ると、彼女は顔を真っ赤にして俯いていた。
一哉『ど、どうし…』
俺は…聞く前に彼女の赤面の理由がわかった。
…手を繋いだままだったのだ。
一哉『ご…ご、ごめん!!わざとじゃ…』
美波『はい…大丈夫です…』
彼女は消え入りそうな声でそう呟いた。
一哉『お詫びに奢るよ…食べよ?ね!』
美波『嬉しかったです…』
一哉『え?』
美波『…いや…本当に好きでいてくれる人いるんだな~って思ってたらいつのまにか凄いことになってて…パニックになって困ってたとき…瞬時に助けてくれて…』
一哉『あ、あぁ…んね?人気あるでしょ?』
美波『はい…』
グルルルルルッ…
そこで…彼女のお腹が鳴った。…彼女はますます赤面してしまった。
一哉『あはは笑…お腹は減ってるみたいだし、食べよ?』
美波『笑わないでくださいぃぃ…グスン…』
一哉『ちょ、ちょっと…なかないでよ…笑』
美波『また笑った!!』
彼女はぷく顔をしながら怒るそぶりをみせたが…すぐにクスッと
笑ってメニューを見始めた。
一哉『笑ってた方がかわいいね笑さすがモデルさん』
美波『えっ…』
彼女は目を丸くしてメニューを落としてしまった。
一哉『ん?』
美波『な、なんでもないです!///…食べましょう!頼みましょう…』
一哉『そうだね笑』
俺たちはそこから学生が払える範囲でとことん食べまくった。
一哉『(未来の俺が…なんで美波さんを選んだのかわかった気がする…瑠奈は本当に未来から来てるんだ…)』
美波『ん?どうひまひた?かすやさん??』
一哉『プッ…口に詰め込みすぎて何言ってるかわかんないよ笑』
美波『![モグモグモグモグ…]ゴクン……ふぅ…どうしたんですか?一哉さん?』
一哉『あ、いや笑(結婚のことなんて言えないし…言ったらなにがあるかわかんないしな…笑)』
そこから、俺たちは肉を完食して…店を出た。
美波『今日はありがとうございました!』
一哉『明日から…撮影?頑張ってね…じゃ!』
俺は踵を返して帰り道にいこうとした。
美波『あっ!あの…』
一哉『ん?』
彼女が何か言いたげに呼び掛けてきた。
美波『…連絡先…交換しませんか?…あと…送って貰えませんか…?』
一哉『えっ?連絡先?…いいけど…あ、ごめんごめん。モデルさん一人じゃ危険だね』
俺は彼女のとなりに並んで家の近くまで送ることにした。
美波『連絡先…交換してくれますか?』
一哉『まあ…別にいいけど…』
美波『ありがとうございます!』
俺は彼女とその場で連絡先を交換した。
一哉『まあ、撮影が終わって休みになったら…また焼き肉行こうか笑』
美波『は、はい!お願いいたします!…また連絡します!』
一哉『でも、モデルさんでもあんなに食べるんだね笑』
美波『!?………は、恥ずかしい…』
一哉『食べてるとこかわいかったよ笑テレビで大食い企画でなよ笑』
美波『いつかは…笑………あっ!じゃあ…ここで!』
一哉『わかった。じゃあね~』
俺はそこで彼女と別れて…家へと帰った。
一哉『(なんか忘れてる気がするけど…楽しかったし、腹もふくれたし…いっか)』
この忘れていること…これを忘れたことで
俺は…翌日大変なことになったのだった。
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