第11話 新生魔王と日焼け肌の三つどもえ
健康的な日焼け肌は、なにゆえこれほど股間を刺激するのか――。
理屈は不明だ。
だがしかし、俺の股間にそびえ勃つ南国魔導砲には理屈など不要である。
「スピカ、リリス……この勃ち具合を見てくれ。どう思う?」
水着姿の二人に感想を求めると、
「……ごくり。な、なんだかいつもよりおっきいかも……」
「あらら、これじゃ~とても眠れませんねぇ♪」
ともに瞳を潤ませながら、興味津々の様子である。
――合意が得られた。
そう判断した俺は、まずスピカに近づいた。
「さあ、もっと見せてくれ。小麦色の美しき柔肌を!」
大胆に歩を進めると、彼女は小さく後ずさる。
「うぅ……ち、近いぃ……。み、見せるけど……ジュノったら、なんだか目がギラギラしてるんだもの。ちょっと落ち着きなさいよ……もぅ」
落ち着いてなどいられるものか。
色白だったスピカの肌がこんがり焼けた褐色に変化し、ランプの灯りを浴びてテカテカと光沢を放っている――。
こんなものを見せられたら、まさしく勃起は不可避である。
――勃たざるを得ない瞬間が、オスにはあるのだ。
俺はスピカをベッドに座らせた。
「スピカ……頼む。一番近くで見せてくれ。日焼けの具合を……さあ!」
「うぅぅっ……。もう……えっちなんだから」
口調は刺々しいものの、スピカはこちらを上目づかいに見上げている。
肌が焼けているせいで赤面が目立たないのは惜しいが、その潤んだ目線だけで満足することにしよう。
「ほ、ほら……どう、かしら?」
スピカは水着の肩ひもをつまみ、脇へずらした。
細い肩、儚げな鎖骨、そして乳※のなめらかな曲線が俺の眼前にさらされる。
「おぉ、おおぉ……!」
俺は腹の底から感動の声を発した。
水着の形に沿って、スピカの柔肌がツートンカラーに分かれているのだ!
真珠のごとき美白肌と、太陽の恵みを体現する褐色肌。
その境目を見ているだけで、股間の肉竜が覚醒状態になってしまった。
「うぁっ、出てきた……。パンパンじゃない……もぅ」
スピカの視線が下がる。
我がブーメランパンツの上部から、隆起したウミガメヘッドがボロンと飛び出してきたのである。
ブーメランパンツのなどという狭苦しい檻にいつまでも収まっているほど、我が卑猥なるウミガメは品行方正ではないのだ。
「うっは~! スピカさんの日焼け跡、せくしぃですねぇ~♪」
横からリリスが囃し立てる。
「こう、水着の肩ひもをずらす仕草がイイですよねぇ~! あーあ、おっぱいも半分ぐらい見せちゃってからに」
いや~、せくしぃせくしぃ……とニヤニヤしているリリスに、俺は言った。
「――お前も見せるのだ、リリスよ」
「ふぇ!? リリスもですか!?」
彼女にとっては不意打ちだったらしい。
リリスはストンと顎を落とし、呆気にとられてしまっている。
「お前の日焼け跡も見たいのだ、さあ……スピカの横へ」
重ねて頼むと、リリスは俺の言ったとおりスピカの隣に座った。
しかし、どうも様子がおかしい。
太ももをモジモジと擦り合わせ、たいそう恥じらいを感じているようだ。
「どうしたのだ、リリスよ。普段は俺が引くほど積極的だというのに」
「えぇ!? 引いてらっしゃったんですか!?」
「……復活した直後に十回以上も搾り取られれば、俺とて少しは引くのだぞ……?」
この肉体を得た直後、リリスに風呂場で何度も何度も……。
アレはすごかった。最後の方など、もはや白濁液すら出なくなっているというのに、リリスは幸せそうな顔で俺の下半身をしゃぶり続けていたのだ。
だが、あの大量射※があったからこそ、俺は性の悦びに目覚めることができた。まあ、その積極性に引きはしたが、同時に感謝もしているのだ。
「礼が遅れたが、あのときは良き射※をありがとう――」
そう言って頭を撫でると、リリスの口角がふにゃふにゃに緩んでいった。
「ふふっ。良かったわね、リリス」
「はいっ! えへへぇ~♪」
壁に並んだ少女たちが、幸せを噛みしめるかのように笑みを交わす。
どうやらリリスは吹っ切れたようだ。
「魔王様……リリスの水着、脱がせてくださいっ♪」
「よかろう!」
俺は即答すると同時に、堕天使少女の細い肩ひもに指を引っかけた。
そのままやんわりと上に引っ張ると……。
――するり。
極小ビキニが音もなくリリスの腕を抜けた。
「うむ……見事だ!」
俺は極小ビキニを床に置き、彼女の薄い胸を凝視する。
よく見なければわからないほどなだらかな曲線を描く乳※だ。
その頂点には一対の突起があり、今はどちらもツンと元気よく起こり立ってる。
「あ、あはは……改めて凝視されると、けっこう恥ずかしいですね……」
「恥じらうことはない。……良き乳頭であり、良き肌のコントラストだ」
リリスの水着は極小サイズ。
それこそ、※輪をギリギリ隠せるほどの布地しか存在しないタイプだ。
ゆえに、今や全身のほとんどがスピカと同じくほどよい褐色に焼けている。
だからこそ、微かに残った白き柔肌と桃色乳※――そのプレミア感が、俺の股間の血流を爆発的に増大させるのだ!
「おぉっ!? ビックンビックンしてますよ!?」
「す、すごいわ。水着、押しのけるみたいにおっきくなってる……!」
リリスとスピカが俺の股間の発育ぶりを実況する。
俺は満を持して、金髪の姫君に語りかけた。
「さあ見せてくれ! 俺が心底惚れ込んだ、美しきトロ乳※の全貌を!!」
「トロ※首ってなによもう!」
プリプリ怒りながらも、しっかり水着を脱いでくれるのがスピカである。
「うぅっ……。心底惚れ込んだとか言われたら、脱ぐしかないじゃない……」
「何をブツブツ言っている?」
「何も言ってないわよ! ……ほ、ほらジュノ。いっぱい……見なさい」
――はらり。
スピカのビキニが床に落ちる。
俗に言う、トップレスなる形態である!
「んぁっ……ジュノ、息、くすぐった……ひぁぁぁあん!!」
スピカが甘い悲鳴をあげる。
それもそのはず。
ついに我慢が限界に達し、ツンと勃起したスピカのトロ乳※を口に含んだのだから!
「はむっ……ちゅぷっ、れろぉ……ぢゅるるっ……ちゅぽんっ。この舌ざわり……美味なり! スピカの乳※は、やはり最高に美味である!」
「ひあぁぁぁっ! んんっ……ちょっと、は、激しっ……!」
俺はスピカの細い腰を抱きしめた。
薄桃色のトロ※首だけではなく、色白肌と日焼け肌の境目にも舌を這わせる。
水着の形をなぞるように、何度も何度も、執拗に。
まだまだやることはたくさんある。
スピカとリリスの乳※を舌によってしゃぶり尽くし、最高濃度の魔王汁を二人にたっぷりぶちまけるのである。
これから始まる宴を想像し――、股間の極太海竜がバキバキに反り返るのを感じた。
「うぅんむにゃむにゃ……。ジュノさまぁ……しゅきれすよぉ……」
ベッドで呑気に寝言をこぼしているアルテミスには悪いが、ここは三人でたっぷり愉しませてもらおう。
「んあぁあっ! ジュノったら……ひうぅっ、変なとこ……舐めないでよぉ!!」
「なにが変なものか! 美しき日焼け跡がここにあるのだ、何度も舌を這わせるのは当然である! れろぉぉ……れろろろろぉ……!」
「あぁぁぁっ! う、美しき、とか……ず、ずるいこと、言わっ……はぁああっ、ぁぁんんっ……!」
日焼け跡を舌先でなぞり尽くし、俺は再びトロ※首へと戻ってきた。
二つのたわわな質量に顔を埋めて吸い、舌で転がし、くすぐり回す。
先端部分が徐々にコリコリしてくる様子を、舌先で感じるのだ!
――ヴィラ・トロイメントの夜は、まだまだ始まったばかりである。
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