ラスボス戦前
戦士「この扉を開けたら・・・ラスボスとの戦いが始まるんだよな。」
魔法使い「うむ」
弓使い「本気でぶつかるのみです。今までの経験を生かしましょう!」
魔法使い「うむ」
回復士「体力は大丈夫ですかー?」
魔法使い「うむ」
召還士「魔法ポイントもしっかり溜まってます!」
魔法使い「うむ」
魔術師「それでは行きましょう。聖なる道と共に」
魔法使い「おい」
魔術師「なんです?」
魔法使い「被ってるぞ」
魔術師「はて?何の事やら」
魔法使い「同じじゃないか?」
魔術師「とんだ言いがかりだな。私と貴方の違いを言って上げましょうか?」
魔法使い「なんじゃ?」
魔術師「ランクですよ。ラ・ン・ク」
魔法使い「舐めておるのか?我の方が長く生きてるんだぞ。先輩だ。我は先輩だ!」
魔術師「でも名前的にこっちの方が強そうじゃないですか?」
戦士「喧嘩してどうする!集中しろ!ラスボス戦だぞ」
盗賊「思えば・・・長かったよな。オレが最初、お前に出会った時のこと思いだすぜ・・・」
~盗賊の回想~
あれはさ。2週間ぐらい前の事だったんだよな。
オレが街で盗みをしてた時の話だ。
盗賊「お・・・。あの男。ポケットから金がはみ出てやがるぜ・・・とんだカモだな。ヒョイと盗むとするか」
スッ
盗賊「よし。成功。1万か・・・まあまあだな」
??「おい!そこのお前!今何をした!」
盗賊「誰だよ!お前」
??「オレは戦士だ。悪は成敗しなきゃな!」
盗賊「悪気はなかったんだ!許してくれ・・・」
戦士「仲間になってくれたら許してやってもいいがな」
盗賊「なる」
戦士「軽いな。お前。じゃあ付いて来い!」
~回想終了~
学者「ゴホン。1ついいですか?僕的に考えるとですね。今のいりますか?
今の回想シーンが何の意味を齎したのか私は理解に苦しむのですがそこら辺解説していただけますか?盗賊さん」
盗賊「学者にも分からない事あんだな」
戦士「喧嘩してどうする!集中しろ!今ラスボス戦の前の扉だぞ!」
学者「そんなのどうでもいいでしょう。」
戦士「出ていけ。オレに逆らう奴は仲間とみなさない。」
学者「ハァ・・・困りましたね。そんなわがままが通るとでも?」
女の子「戦士さん・・・私、ずっと最初から戦士さんと共に旅してました。私が誰よりも戦士さんの事を知っています。私の知っている戦士さんはそんな冷たい人じゃないです!私。優しい戦士さんが好きでした・・・。そんなに冷たいなんて・・・最低ッ・・・」
戦士「・・・。」
学者「・・・。」
戦士「わぁ!学者さん・・・ですか?相変わらず頭良さそうですね!よかったらウチのパーティに来ませんか?歓迎しますよ!」
学者「OK」
戦士「女の子ちゃん。どう?」
女の子「だいすき!」
~~~
戦士「じゃあ。いよいよ。扉を開くぞ!」
皆「おう!」
ラスボス「待っていたぞ」
戦士(女の子ちゃんに格好いいトコ見せてやらなきゃ・・・)
ウオオオオオオオオオオオオオ
ナレーター「戦士は1人でラスボスに突っ込んでいった」
ラスボス「遅いッ!」
ナレーター「戦士 は しんでしまった」
戦士が戦死ってねw
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