少年は今日も◯◯を待っている

作者 木沢 俊二

22

10人が評価しました

★で称える

レビューを書く

Good!

私たちは常に他者と関わって生きる。
その他者がどのような人生を送るのかを、常に想像する。
その想像が合っているかいないかに関わらず、私たちは他者の「見た目」から惹起される他者の人生を創造するしかない。
創造するたびに世界は分岐する。しかしその人の人生は一つの真実しかない。

Good!

読んでいると『あれ? これは自分の話?』と錯覚してしまう部分も。
美人な妻はいないけれど(笑

そして、マルチに展開される話も絶妙。
少年は、何を待っているのか。

展開される話の情感が秀逸。
その温度まで感じられそうな程。

できれば、彼が紡ぐ少年の物語をもっと読みたいと思ったぐらい。
そして、自分もそんな話が書ければと思わされる秀作です。