75 一番目の妾妃(ワーヒド・ギョズデジャーリヤ)


 「大丈夫でございますか」

 フェイリットが埋もれるようにして寝台にうつ伏せると、ジルヤンタータが心配そうに声をあげる。

「だいじょうぶ……」


 フェイリットにとって、奇妙な毎日が五日ほども続いていた。

 セルトの教示を毎晩バスクス帝から受けて、日が昇る頃に彼の隣に眠り、すぐに起きて砂漠に出る。

 砂漠ではオフデ侯爵と水脈についての話や調査をして、昼すぎに城へ戻り、そのあとには書庫で地質についての過去の記載を夕方までさがすのだ。


 部屋、それもジルヤンタータの部屋に戻ってくるのは、夕方に近くなってからだった。一日に、三時間も寝ない日が何日も続くのは、つらい。


「さぞお疲れでしょうに」

「うん、眠い……」

「今日はセルトをお休みになってはいかがですか。最近ずっとではございませんか。これでは身体を悪く致します」


 ジルヤンタータは寝台のわきを通り過ぎて、部屋の端にある衣装箱を漁りはじめたところだ。顔を向けて見つめていると、彼女と目が合った。


「ジル、なにしてるの?」

「……聞いてらっしゃらないのですか?」

 フェイリットが首を傾げると、不思議そうな顔でジルヤンタータも首を傾げた。

 彼女が衣装箱を漁る必要のある出来事は、何も聞いていない。

「ううん…」

 積もる疲れに考えるのも億劫になって、フェイリットは寝台に顔を埋めた。


「そろそろ、」

「……失礼致します」

 ジルヤンタータが何かを言いかけたところで、入り口の幕が開く。部屋の幕には、小さな鈴がいくつか縫い付けられていた。

 ちゃりちゃり、という可愛らしい音に顔を上げ、フェイリットは応対するジルヤンタータの背中を見つめる。


「バスクス二世陛下よりの言伝ことづてをお預かりしてきました」

 入り口に立っていたのは、年若い女性だった。侍女というには少し不自然に感じて、フェイリットは女性を見る。


 侍女はハレムにしか仕えないものだし、バッソス城のハレムは南側――王宮から少し離れている。水脈を調査しに砂漠に出ると、ちょうど見上げられる位置にあるのがバッソス城のハレムだった。

 ジルヤンタータも不思議に思っているのか、「何か問題が?」などと聞いている。

 入り口の女性は柔らかく笑ったあとで、首を横に振った。


「陛下より〝今晩は用事があるので、来なくてよい〟と、言い付かってまいりました。妾妃ギョズデ・ジャーリヤタブラ=ラサにお伝え致します」


 名乗ることもしないまま、彼女は礼ののち去っていく。名乗らないのは、名乗る身分にないということ。では、やはり侍女なのだ。

 彼女の緑色のヴェールが、ひらめきながら遠ざかる。じっと目で追いかけて、フェイリットは小さな声を出した。


「ハレムの……?」

 ハレムの侍女なのだろうか。

 呟きが聞こえたのか、ジルヤンタータが振り返る。彼女の手に持たれた幕が、鈴鳴りとともに戻された。


「……たぶんそうでしょうね。お陰でゆっくり休むことができそうですよ、フェイリット。あの皇帝は、そろそろ大人しくしていられなくなったのでしょう。バッソス公はああ見えて高齢ですから、ハレムには娘や孫が暮らしているはず。気に入りを見つけたのかもしれませんね」


 呆れたように肩を竦めて、ジルヤンタータは衣装箱に向き直る。けっきょく、どうして衣装箱なんか開けているのか、聞きそびれてしまった。

 フェイリットは起こしていた身体を、ぽんと寝台に押し付けた。押し付けたのは背中だったのに、弾みをつけすぎたせいか胸が苦しい。


大浴場ハマムにでも行ってみましょうか。お供しますよ」

 …要するに〝女を抱くので来るな〟ということなのだろう。

「ああ、そっか」


 遊戯盤セルトで彼と供に遊んでいたフェイリットは、その〝女〟の範疇に入らないのだ。

 以前に比べて、バスクス帝に触られることが無くなった気もする。起きればいつも、彼の手が顔の近くに転がっているけれど……それだけだ。

 セルトをして、そのまま寝て、起きる。「そろそろ寝ようか」というのではなく、いつの間にか眠っている。


 ――楽しみになってたのにな……。


 ぼんやりと天蓋の裾を目で辿りながら、フェイリットは長いため息をついた。ふと横を見ると、ジルヤンタータがこちらを見つめたまま、何かを言いたそうにしているのに気づく。


「え?」

 フェイリットは慌てたようにして、目を瞬かせた。そういえば、何か言っていたような気もする。……聞き流してしまった。


大浴場ハマムにでも参りましょうか? と聞いたのです。こちらのハマムは変わっていますよ。お湯を沸かすのではなく、石を熱して水をかけ、蒸気をつくっているのです」

「へえ、おもしろい。そうすれば水が少なくてすむものね」


 バッソスに入って、フェイリットはまだ大浴場ハマムを使ったことがなかった。ジルヤンタータが用意するたらいのお湯で身を清めるのが日課だ。加えて、身体を黒く染めなければならない理由もある。


「蒸気が行き渡るように小さな造りにはなっていますが、同じくらい汗をかきます。香油を塗ってさしあげましょう。砂漠で乾燥したお肌が、つるつるになりますよ。それに血行もよくなって、ぐっすり眠れますから」

「行こうかな」

 そう言って微笑むと、フェイリットは起き上がって寝台を降りる。


「あー……最近体中が痛いの。ずっと稽古もさぼりまくってたものね。鈍ってきてるみたい。ちょっと砂漠を歩き回っただけで、こうだし」


 潰れたような声で呻きながら、身体を伸ばして乱暴に腕を振る。ジルヤンタータが顰め面で見てくるが、彼女の言いたいことは……大体予想がついた。


「フェイリット、なんならわたくしがお相手しますよ」

「相手?」

「そうです、剣のお相手です」


 衣装箱をようやく閉めて、ジルヤンタータは深々と頷いた。一日に三時間しか寝られないのに、剣稽古の時間など入れてしまったら、それこそ身体が持たないのではないだろうか。

 フェイリットは困ったように笑って、首を振った。


「やりたいけど、無……い、てててて」

「フェイリット?!」

 床に膝をついて、口に手をあてた。……なんだろう、これは?

 気持ち悪い。ぐっとこみ上げたものを手のひらに吐いて、フェイリットはうめいた。


 嗚咽が、……とまらない。胸が焼ける。息ができない。


「あれ、おか、しいな」

 血だ。

 そう呟いて、フェイリットは黙り込む。真っ赤な染みが、うす茶に近い色の絨毯を染めていく。


「フェイリット……!」

 かかる声にそっと目を上げて、ジルヤンタータを確認する。思ったとおり、彼女は唖然としていた。信じられない、という顔で。


 気が遠くなりそうなのをこらえて、フェイリットはジルヤンタータに向けて微笑む。安心して、と言おうとして口を開けるが、出てきたのは言葉ではなかった。

 こらえきれずもう一度吐き出すと、手から漏れ出た赤いものが、ぼたぼた床に落ちていく。


「ごふっ……、」


「だめです!」

 ひくつくような声が聞こえて、気づけばジルヤンタータが泣いていた。

 彼女のような強い人でも、泣くんだ――ぼんやりと思いながら、フェイリットは息をつく。

 吐いた血は多くないのに、頭がくらくらと回っていた。取り乱しそうなジルヤンタータを安心させたいけれど。すぐに立ち上がることは、ちょっとできそうにない。


「だめです、まだ、早すぎる、まだ……」

 ジルヤンタータの声は、擦れてしまって、息がうまくできていない。こういう状態の者を見るのは、きっと二度目だろう。だからきっと、最悪のことを予想してしまうのだ。……そんなことを冷静に考えてしまうなんて、自分は薄情者だ。


 フェイリットは小さく、痛みを堪えるように言った。

「わたしのほうが、食い潰してるんだもの。仕方ない」

 食い潰している――命を。その言葉を言わなかったのは、ジルヤンタータをこれ以上泣かせないためだった。


 母親に比べて、フェイリットは徹底的に訓練を受けている。竜になるために育てられ、知識を植え込まれた。毎日傷だらけになって、サミュンに戦い方を教わったのだ。そして、それはその分だけ、使っているものも大きいということ。


 暖炉の火を思い浮かべればいい。くべられる薪の量は決まっている。ただ、強く激しく燃えているだけ。だからあっという間に煤けて、灰になってしまう。


 覚悟していたけれど、まさか今それが来るなんて。ここ最近、体調が悪いと感じていたのは、ただの疲れではなかったのか。

 フェイリットはようやく立ち上がり、汚れた手を後ろ手に隠して、笑った。

「ほら、もう平気だよ。さ、ハマム行こう!」


 崩れ落ちる直前までしていたように、腕を振って見せてみる。ジルヤンタータは顔を顰めて、こちらに歩み寄ってきた。

「平気なはず、ないではありませんか」


「だいじょうぶ。痛いのも、むかむかするのも、もう無いから」

 ジルヤンタータの肩に額を乗せて、そっと抱きしめる。手についた血は、もう鮮やかな色を失って乾きはじめていた。彼女の衣装につけてしまわないように、フェイリットは慎重になる。


「ね、行こう。さっぱりしたいわ。この絨毯も、その間にこっそり取り替えてもらわなくちゃ」

 床に染み付くさび臭い血の匂い。やはり思い出すのは、サミュンが横たわる姿だ。ジルヤンタータにとっては、きっと彼女を救ったリエダを思い起こさせる。

 暗い考えを呼ぶ場所に、このままじっと居てはいけない。


「そうでございますね」

 息を吐き出したジルヤンタータの背中を、血がつかないようにそっと撫でた。心配されるのは嬉しいけれど、少し哀しい。

 ――そうか。自分を抱きしめたときのバスクス帝は、こういう気持ちだったのだろうか…。


 ――私は〝皇帝〟という肩書きを被せた、道具でしかない。

 だから心配する必要は無い。そう、言っていたのではなかったか。


 フェイリットは吐き出すように密かに息をついて、ジルヤンタータから離れた。

「まだ大丈夫。ジルヤンタータ、わたしはまだ死ねない。だってまだ、何もしてないのよ。――ほら、〝主〟もまだわからないのに。やっぱり、メルトロー王なのかなあ。まあ、メルトロー王だったら、それはそれでイクパルを守れるかな」


 うおぉぉぉし! と、わけのわからない声で気合を入れていると、ジルヤンタータが呆れたように笑うのが聞こえる。

「なんて、楽天的な」

「ねえ、行こうよ。ここのハマム見てみたい」


 まだもっと、先のことだと思っていた。残りの時間は、あとどれくらいあるのだろうか。あとどれくらい、足掻くことができるのだろう。

 持ち堪えてほしい。ちゃんと全てが解決するまでで、構わない。


 頷くジルヤンタータを急かすようにして、フェイリットは入り口の幕をくぐった。胸を押し付けるような痛みが、また少しでてきたけれど。

 もう血を吐くまでには至らなかった。




 *


 女性用の大浴場ハマムは、バッソス城の南側にあるハレムの一角に据えられていた。

 フェイリットは愛妾ジャーリヤの着るひらひらの衣装を脱ぎながら、ハマムの全景に目を走らせる。


 蛸壺のような天井は帝城と一緒だが、やはり少し小さい。一番奥の部屋には浴槽がなく、身体を冷まし汗を洗うための水瓶が、いくつも用意されているらしい。

 壁は土色の石を組んだもので、さして装飾があるわけではなかった。けれどむっとする熱気が押し寄せて、あっという間に視界を曇らせていくのは、どこも同じだ。


「あつい……基本は変わらないのね」

 敷かれた絨毯に寝そべって、ジルヤンタータを見やる。彼女は小さく頷いて、微笑んだ。

「焼いた石は、水をかけているうちに蒸気を出さなくなってしまうので、火鉢が外に用意されています。奥にいけば、ところどころ四角い窓が開いているのが見えるはずですが」


「その窓から石を入れてるの?」

「そうです。このような密室で火を焚くのは、危険ですから。あまり長居はしないことに致しましょう。また気分が悪くなるといけません」


 そうだね、と呟いて、フェイリットは自分の両腕の上に顎をのせた。

 ハマムはひさしぶりだが、初めての頃より耐えられる気がする。ジルヤンタータが〝あがろう〟というまで、少し汗を流してみようと、フェイリットは考えていた。


「――いま、なんとおっしゃって?」

「え、」

 ひたひたと足音が聞こえて、見上げると裸の女が立っていた。

 大浴場ハマムだから裸なのは当たり前だったが、フェイリットは思わず慌てる。石を足す侍女以外、誰も居ないと思っていたが、違ったらしい。


「失礼しますわ。わたくしはヒーハヴァティ・ウィエンラと申します。あなたは妾妃ギョズデ・ジャーリヤタブラ=ラサですね?」

 ごく薄い蜂蜜色の肌と、腰をすぎる辺りまである赤味を帯びた茶色の髪。はっきりとした目鼻立ちが気の強さを見せているが、それにも増して美人だった。

 線が細いのに、体つきは豊満。同じ女として、情けなくなってしまうほどに。


 じっと見ていると、木の実に似た緑の瞳が、すっと怪訝に細められる。

「何とか言ったらどうですか」

「ああ、ごめんなさい」

 はっと気づいたフェイリットが慌てて言うと、ヒーハヴァティの瞳がさらに細くなっていく。


「タブラ=ラサなのですよね?」

 頷いて、フェイリットは愛想笑う。仁王立ちのままヒーハヴァティは、かくりと横に首を傾けた。疑問とか、不思議を思ったのではないだろう。どこか、癪に触ったような目つきだ。


「先ほど小耳に挟みましたけれど。〝気分が悪い〟のは、どうしてか教えていただけます?」

「どうしてか、」

「そうです。わたくしは、その理由を聞く権利があります。妊娠したのではなくて?」

 高圧的といってもいいくらい、彼女は声を荒げる。フェイリットは驚いたように口を開けて、首を横に振った。


「にっ、妊娠?!」

 それはまさか、自分に対する質問なのだろうか。誰と、何をして、妊……。

 そこまで考えて、フェイリットは顔を真っ赤にして起き上がる。バスクス帝と〝そういうこと〟をしていると思われているのか。やっと理解して、フェイリットはさらに首を振る。


「ちがっ違います! あの、誤解してしまうのも、わからなくは……でも、そういうことは何も」

 ここ五日、毎晩彼の室で寝ているのだ。こういう話が広まりやすいのは、どの国の城でも同じこと。それが例えただのセルト遊びだとしても、室に入ってしまえば、何をしているのか外から伺うことはできない。


 けれど何故、彼女がそれを聞くのだろう。ふと思いついてフェイリットが見上げると、ヒーハヴァティは挑発するような声をたてて笑った。


「ずっと、朝までご一緒して、何も? 帝城でもご一緒だったのでしょ?」

 フェイリットはつられるようにして、引きつった顔で微笑む。ここに来てからの五日以外、一緒に眠った記憶はない。帝城では、彼はもちろんハレムで眠っていたはずだ。誰か他の愛妾ジャーリヤの寝室で。


「何も。……あの、貴女は」

 どうしてそれを聞くんですか。そう尋ねようとするが、どう聞こうにも喧嘩を売っているように感じてしまうだろう。困って小さな息を吐くと、隣のジルヤンタータが咳払いするのが聞こえてきた。


「貴女はどういう方なのですか。ここは、妾妃ギョズデ・ジャーリヤのため、特別にお貸しいただいたハマムです。許可は頂いたのですか」

「父に頂いてきました。わたくしは、バッソス公国の二十番目の公女で、バスクス二世陛下のワーヒド・ギョズデジャーリヤ」

「ワーヒド?」

「一番目ですわ。零番目スフィルが居るというから、どんな方かとはらはらしていましたけれど。心配いりませんでしたわね」


 そう言って、ヒーハヴァティは邪気の無い、見惚れるほど綺麗な顔で微笑む。そうですね、とついつい頷いてしまいそうになって、フェイリットは口元を引き結んだ。

「子は儲けぬと聞いていながら陛下のハレムに入るのです。あなたが身篭っていたら、お話になりませんでしょう? 気になったのはそれだけです。突然おしかけてしまって、失礼しましたわね」


 今までのつんつんした言い方はどこへいったのか。やわらかく優しげな声でそう言うと、ヒーハヴァティは踵を返す。

 フェイリットはそっと横のジルヤンタータを見やって、その顔に浮かぶ複雑な色に困って息をついた。


「ジル」

 彼女の姿がハマムから去っていくのを待って、ジルヤンタータが押し殺した低い声で囁く。

「なぜ言い返さないのですか。あれほどの侮辱を、」

 静かに目を細める彼女は、きっと先程の公女よりも恐い顔をしている。フェイリットは仕方なく笑って、立ち上がった。


「わたしは確かに妾妃ギョズデ・ジャーリヤだけど、〝ご寵愛〟があるわけじゃないから」

 考えてみれば、確かに頷ける。新しく設ける妾妃ギョズデ・ジャーリヤは、バスクス帝の御世のためにいるわけではない。次の皇帝が後ろ盾を得るための布石だ。


 〝子は出来ない、国母にはなれない〟と言い聞かされて嫁いでくるのに、ジャーリヤの誰かに子ができたとあっては、確かにいい気分にはならないだろう。


「ですが……」

 それに、自分はバスクス帝の〝寵愛〟を争う舞台にはあがれない。好きな人はと聞かれたら、今だって胸を張って言えるのだ。「サミュンが好き」と。


「彼女が陛下に好意を持つのは、悪くない。次代皇帝のためだってわかれば、それは悲しむだろうけど……彼なら、使命感をもてるような言い方ができるんじゃないかな」

 フェイリットの言葉を聴いて、ジルヤンタータは驚いたように目を開いた。

「……それは、なんだか陛下を信頼しているように聞こえますが」


 フェイリットは衣装を着せてもらいながら、小さく笑う。

「うん。怠惰な人じゃないって、わかっただけかもしれないけど」


 ハマムを出ると、外の空気がひんやりと感じられた。

 砂漠の夜は冷え込む。今夜は隣に彼がいないんだな……ふとそんなことを考えて、フェイリットは息をついた。


 なんだか少しだけ、寂しい気がする。


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