第9話への応援コメント
民衆を一つの巨大な「人格」として設定した時、「彼」はかなり身勝手な性格になりますよね。古代ギリシャ時代から今に至るまで、政治と民衆はかなりねじれた関係を持っています……。政治で有名なポリス、アテネは貴族政から始まり、これを差別的だとみなして財産政に転換しました。しかしその後、僭主性→民主制→衆愚政治と徐々に民衆が堕落し始め……。ポリビオスの政体循環史観に詳しいです。
とにかく、ヒトラーといい、バブルといい、民衆がいかに扱いづらく、またその反面、上手く支配できればとんでもないことをしでかしてしまうなんてことも歴史が教えてくれますね。
と、私も自分のお気に入りの名言をのせて、解説をリクエストしようと思ったのですが、ひとまず完結になってしまったのですね……。一足遅かった。
でもここまで来たので、紹介だけします。
「自分になりなさい。他の人はすでに他の人がなっているのだから」
戯曲サロメなどで知られるオスカー=ワイルドの言葉です。没個性を何よりも嫌う私にぴったりだったので、見つけてからずっと頭から離れません! もしお時間がありましたら、言及いただけると嬉しいです。それでは失礼します。
編集済
第2話への応援コメント
時間は実は存在していないかもしれない。
僕はそんな可能性があってもいいんじゃないかなと思います。
僕達は過去から未来に流れるものとして時間を感じていますが、
実は時間の正体は縦横奥行の次、複素部分に多くを隠された四番目の次元軸のほんの一部分かもしれないと。
僕達人間や知能の発達した動物だけが進化の過程の中で6番目の感覚器官として、四番目の次元軸の一部を時間として感じているかもしれないと。
以下はネットで調べたものなので、間違っていたらすみません。
ある計算から、時間が必ずしも過去から未来の一方向だけとは限らないと考える研究者がいるようです。
また、ホーキング博士は虚数時間というものを考え、今の宇宙が誕生する前は時間が空間のように姿で存在していたかもしれないと言っています。
時間が結局何なのか、実はよくわかってないらしいですね。
時間が過去から未来に流れる現象(時間の矢)を熱力学第二法則であるエントロピー(乱雑さ)増大の法則で説明する研究者もいるようですが、
微視的世界のある限られた条件ではエントロピー増大の法則が適応されないケースもあるようですし。
科学的事実なのか、SFネタなのか、トンデモ科学のたぐいなのかは定かではありませんが、
逆因果と言う言葉を最近よく見かけます。
量子もつれによって、光速度不変の原理は破綻すると主張する学者もいますし。
時間って面白いですね。
作者からの返信
曖昧な記憶になるので、間違っている点があるかもしれません。それを承知の上で語らさせてもらいますと。
そもそも時間という概念の正体は研究者によって、個人個人で異なるみたいですね。憮然野郎さんが仰る通り、時間というもの自体が人の錯覚で存在してないんじゃないの?っていう主張を昔ネットで見たとき、菅原自身驚きを禁じ得なかったですし。
ぶっちゃけ、付け焼き刃程度の知識しかありませんが、とりあえずどこかの本(かな?)で『時間は哲学最大の謎だ』と言ったニュアンスの話を見た気がしまして。(本当に曖昧な記憶なので、断言は出来ませんが・・・・・。)
どうであれ、未だ解き明かされていない『謎』だからこそ、惹かれる魅力というのがあるのだと思います