それぞれの朝
目が覚めて最初にすることは部屋の窓を開けて空を見ることです!
「うん!今日も綺麗ね!」
ミソラは空を見て満足そうに笑った。
身支度を整えて曇天の下へ飛び出した。
*
目が覚めて最初にすることは朝飯を食べることだ。
用意されたトーストとオレンジジュースをゆっくりと食べる。
「うん。いつも通りだな」
コップ一杯のオレンジジュースを口に流し込み、身支度を整える。
傘を二本、タオルを一枚だけ持って家をでる。
「雨なんて降らなければいいのに」
彼の家の前にはミソラが立っていた。雨が降っているのに、傘をささないから体が濡れている。
「おはようグレイ!今日もいい一日になりそうだね」
「おはよう。とりあえずタオル使えよ」
「ありがとー」
白いタオルで体を拭く。
「はいこれ、ちゃんと使えよ」
傘を渡すと、グレイはミソラを置いて道の先へ向かう。
「ちょっと待ってよー」
彼女は傘をさしながら彼を追いかけた。
BeautifulWorld ツナ缶 @fvy4uheijeo
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