第7話 なごり雪

古本のチェーン店で、なごり雪のカバーがBGMで流れていた。

突然、身体の大きなおばさんが、急に咳き込むように、泣きだした。

なんで、映画の書籍の前に居るんだろう。


服装からは年配には見えないが、その女性は、おそらく、遠距離、高速バスで池袋に来たのだろう。

持ち物や様相から、そんな、様子だった。


そして、

まずいことに、目が合ってしました。


気まずそうに、

「懐かしくて・・・」と、急に言われた。

「いい曲ですよね、この時期ですよね」

「世代ですか?」

「いや・・・

 でも、同じようなもんですw」

と答えた。


なんで、急に泣くんだろう・・・

つらい、思い出がるんだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る