悪役の必要性
ありとあらゆる悪の存在が許せないそこの君に問う。
悪役とは本当に不要だろうか。
概ね彼らは「当たり前だ。悪役が居なければ世界は平和で誰もが幸せじゃないか」と答える。
なるほど確かにそうかもしれない。けれど、同時に君たちは英雄に憧れていることだろう。
悪を倒し、弱気を助ける英雄に。
誰もがその存在を夢想し、「自分もそうなれたら」と願うだろう。
そしてその願いこそが、我々悪役の必要性そのものとなっていることに気づいていない馬鹿者が多すぎる。
結論から言おう。悪役は必要だ。世界の危機を作る存在なしに、世界の危機は救えないんだよ。英雄諸君。
君達が英雄になれるのは、我々悪役のおかげだと感謝して欲しいものだ。
感謝されたことなど一度もないからね。
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