響の悪役論

犬野サクラ

序文

ボクは響、悪役だ。

小学○年生で、女性。

平行世界上に存在する自分に寝ている間だけアクセスできる点以外は普通の女の子だ。

特技は神出鬼没で、趣味は大人(自分よりも年上なら、それは大人)をからかうこと。

以上の100字足らずで、ボクという存在は説明できてしまう。

ま、そんなことはどうでも良い。ボクのくだらない悪役論について聞いてくれないかな。

つまり、"悪役とは斯くあるべき"という話をね。

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