世間はシビアです。
そもそもなんでそんなに早く仕事を始めようと思ったの?
これは未だに、たまに聞かれることです。
簡単に言えば、
うつ病になったきっかけである大手企業からの傷病手当金が3ヶ月支給されませんでした。
理由は不備、といっても記載内容の不備ではないんです。
組合が書いている内容について理解できなかった、という不備なんです。
は?そんなことありえるの?
って思うと思います。
私も思ってました。
ありえます。残念ながら。
働いていない間も勿論医療費はかかり、生活費も必要。
私はさらに実家暮らしではなかったため、誰の支援も受けることが出来ず、キャッシングで食い繋いでいました。
出来るだけ早く支給してください、と電話したところで不備のないようについて確認され、じゃあ来月振り込みます…。
はあ?
ですよね。
不備と判断したのであればこちらに連絡してくるのが筋ではないんですか、私が問い合わせなければ不備であることを知らずずっと支給を待っていたことになりますよね。
どういうことですか?
と問うもそれが決まりですから。の一言。
世の中、理不尽ですよね。
結果支給されない傷病手当金の為に、働かざるをえない状況となり失業保険の申請をしました。
医師もこれには賛成しかねる、とのことでしたが、仕方がなく。
でもそんな簡単に元通り働けるはずもなく、休みながらも出勤していました。
派遣会社の人間を信用し、出来る限り出勤していたところに鶴の一声。
「おかしいな、私も同じこと言われてここで働いてるんだよ。みんな同じ条件でここで働かされてるなんてこと、ある?」
そう、所謂から派遣と呼ばれるものでした。
詳しい方はお分かりかも知れませんが、派遣の仕事というのは応募する前に派遣会社からどこどこの会社ですと告げられるものです。
その場にいた同期数名、誰一人として今いる会社は繋ぎで、次の会社はこういう仕事内容ですとは言われていたものの、会社名を知らされていなかったのです。
さらに私の場合は選考もしましたと言われていたにもかかわらず、会社名を知らされていなかったのです。
当日欠勤しようと何も言わない派遣会社、なんなら休んでいいので続けてくださいという派遣会社。
信用、できます…?
出来ないですよね、私は無理でした。
少なくともこの時点でもう恋人以外と長時間接することが苦痛になっていた為、信用出来ないことをお伝えして派遣会社を退職しました。
過去に自律神経の病気になった際、その旨を伝えると採用されないと学んでいた私は、その際も病名を伝えることは出来ませんでした。
たまに大手企業になると、こういう病気になったことはないですか?という用紙を書かされます。
それを素直に書いてしまえば、不採用。
でも嘘を書いたことがわかれば解雇。
何年経っても不可解なまでに、心の病気には世はシビアでした。
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