第23話 Penetration

 セカンドバベルに配属されている終端装置T・デバイスの人数は三百人近い。西二十二ブロックに配置されているのはそのうち三分の二ほどだが、マクファーソンカンパニーが抱える非合法工作員は終端装置T・デバイスの他にもいる。

 それらを合わせれば、他の七大超巨大企業(セブンヘッズ)の非合法工作員と比べて、三倍以上の人数を一社で運用している事になる。

 終端装置T・デバイスを含むマクファーソンカンパニーの工作員は、その練度や潤沢な装備から世界でも最強とも噂されている。

 その工作員達が自社の敷地内において、侵入者との交戦開始から千秒足らずで十七人もの損耗が発生している。

 投影式モニタに映る工作員達のバイタル管理画面を見ながら、善市郎は憎々しげに舌打ちをした。まだ終端装置T・デバイス所属工作員の損耗は三人だけだが、警戒中でありながら不意打ちを受けての損耗は腹立たしい。


 各部の監視モニタに映る襲撃者の姿は、予想していたトミツ技研の魔女ではない。

 ステファニー・エイジャンス。T&Sトラブルシューティングの小娘だ。

 話には聞いていたが、その動きを目にすると魔女とやりあったと言うのも納得がいく。戦い方は全く違うが同種のもの――人ともサイボーグとも違う類のものだとすぐに分かる。

 だが未だ行方の知れないトミツ技研の魔女よりは、格段に与しやすい相手だ。

 理不尽なまでの防御性能もなく、超常的な先読みで作戦を潰してくる事もなく、戦闘車両を腕の一振りで粉砕する事もない。

 重装の終端装置T・デバイス二個小隊であれば潰せるだろう。しかもここはマクファーソンカンパニーの社有地だ。街区では使えない装備であっても使う事が出来る。


 善市郎は終端装置T・デバイス各部隊の隊長に指令を送り、同時にステファニー・エイジャンスの位置を送信する。そして研究所内部に警報を鳴らしながら致命的な警備システムを全て起動。

 狙いは分かりきっている。

 善市郎の手元に置かれたハードウェアキーだ。


 研究所へ持ち込まれてから解析を行ったところ、トミツ技研やオメガインテンションが掴んでいた情報とは違った仕様が判明した。

 データチップとハードウェアキー。この二つはどちらが欠けても読み出せないように、データそのものが分割されて記録されていた。重要と思われていたデータチップがもしトミツ技研の手で解析されていても、判明するのは所々が欠けたものだ。

 データチップの手掛かりを握る少女、ステファニー・エイジャンスがやってきたのは善市郎にとって二重の意味で幸運でもあった。

 その肢体に秘められた性能の謎も、データチップの行方も少女を捕らえれば――無傷でなくても、最悪首から上だけが無事なら良い――どんな手段を用いても引き出せるだろう。

 その為の戦術や必要な装備を素早く判断しながら、善市郎はアルフへの通話回線を開いた。


「アルフ、私です。分かっているでしょうが、現在敵襲を受けています。即時応戦を」

『敵は魔女かい?』

「いいえ。今のところ敵はステファニー・エイジャンスのみ。彼女への対応は魔女への対応に準じて、頭部及び体幹の損傷を最小限に抑えた攻撃を行います」

『それなら僕が出なくてもいいんじゃないかな。彼女一人で来る事はまずない。父親のトッド氏、場合によっては魔女も来る』


 悠長な事を――善市郎は内心でもう一度舌打ちしながら、努めて冷静に口を開く。


「それは分かっています。陽動の可能性は十分に高く、それに対しての人員も配置しています」

『僕の機能はどちらかと言えば、ステファニーより他の二人にこそ向いていると思うんだ。善市郎、悪いけれど僕は本命・・への対応に当たらせて貰うよ。済まないね』


 アルフは言いたい事だけ言うと一方的に通話を切った。

 これからの使い方は後々考えるとして今は自由にさせておこうと、善市郎は苛立たしげに頬を歪めつつも割切る事にした。命令には背くがその能力は自分でも言うように遊撃として使う方が向いている。地力を確かめる意味でも、最初の侵入者へとぶつけようとしたが、言いくるめるのに時間をかけている余裕はない。


 善市郎は研究所の地図を呼び出しながら、監視機器のデータや回線の状況を後方支援要員に送信し解析の命令を出す。

 強襲を受けている今、最も警戒しなければいけないのはそれに乗じた基幹システムへの干渉だ。そこかしこに配置された監視機器や接続された警備システムも、正しい情報を捉えなければ十全の性能を発揮出来ない。

 幸い、終端装置T・デバイスには物理的な暴力だけでなく、優秀な後方支援要員も揃っていた。性格に癖はあるがアルフと共に迎え入れたミーナ・レッティは、その点ではよくやってくれている。

 機械化の割合は低いが、情報収集以外にも使えるとなれば、ついで・・・で迎え入れたにしては勝手が良い。


「どうやって、来ますかねぇ」


 研究所の地図に重ねた侵入者の位置と、展開していく終端装置T・デバイスの配置を見ながら、善市郎は来るであろうもう片方の侵入者を割り出すように視線を彷徨わせた。




 ステフの陽動は功を奏し、二人は監視機器を誤魔化しながらも研究所の内部へと入る事が出来た。

 重武装の警備員に直接発見される事だけが懸念だったが、大暴れするステフに研究所の警備はかかりきりになっているようだった。飛来物で割れた窓から忍び込み、倉庫の一室に隠れている二人はひとまずの安全が確保されている。


 トッドは背中に背負った潜入用対センサー機器を調整しながら、隣で研究所のシステムに侵入している寧を見やった。

 研究所の基幹システムとは遙かに機能の劣る携帯型の端末を操り、監視機器の無効化に加えて、保安システムの把握と無効化、そしてハードウェアキーの捜索まで行っている。


 ステフもそうだが人造人間は、今の時代で一般的な脳波検知システムが反応しない。寧いわく、脳波が独特すぎるのと使える人材が乏しい事から、トミツ技研でも専用の脳波検知システムは開発されていない。

 だが思考の速さに追随して操作が行えないデメリットを、人造人間としての速度や詰め込まれた知識によってカバーし、今も機能的に劣る端末で研究所の基幹システムを騙しては制御下に置こうとしている。


「器用なもんだな」

「これくらいの事、魔女の嗜みの一つです。超能力が戻っていれば、こんな端末を使う必要もないのですが……」


 脳への負担を顧みなければ、寧は周囲の機械へ超能力を用いて干渉出来る。幾つかの条件はあるが、施設へ侵入しての基幹システムへの干渉なら端末を使う必要すらなく、システムを構成する端末の一部に近寄りさえすれば事足りる。

 それが使えない今、寧の指は入力機器としての役割を持たせた投影式モニタの上を素早く動き、二人の位置を誤魔化しながら複数の作業を並行して行っている。時折周囲に視線を走らせては、目視での警戒も忘れておらず、片手ではグレネードランチャーを取り付けたガウスライフルを弄んですらいる。

 仕事柄、システムへの侵入・干渉の知識はあるトッドから見れば、デタラメなほどの技量と速度だ。ステフが蛍門工業公司で仕込まれた技能の中にも同様のものはあるが、寧ほどの技量も速度もない。


「ハードウェアキーの行方はどうだ? ここなら分かるんだろう?」


 寧は小さく頷きながら、ガウスライフルの銃口を床に向けるとほんの僅かに上げた。


「こちらの方向。階層にすれば二階下です。問題はそこへ行くまでのルートですが――」

「警備員がいるんだな。それも面倒なのが」

「最短のルートだと動力装甲服を着た終端装置T・デバイスらしき警備員が十四人。一番安全なルートでも九人……いえ、今十人になりました。それらを全て片付けなくてはいけません。基幹システムへの干渉を行っている間、私の戦力は常人並みと考えてください」


 片手を一瞬も休める事なく言ってのけるが、リアルタイムでの侵入・干渉を行いながらでも常人と同様に戦えると明言出来るのは、人造人間くらいのものだ。

 トッドにも配置が分かるように地図を表示し、そこに警備員や対人ドローンの位置を重ねてルートを示す。寧の言う通り、どのルートを通っても警戒中の警備員達に遭遇する。


 トッドは高周波振動剣を取り付けたガウスライフルを、寧に倣うように床へと向けた。


「素直に廊下を通る事もあるまいよ。幸い、うちの娘が外で遊んでるせいで、振動センサーは誤魔化しやすいだろうし、ショートカットしようぜ。一階層下にいけるだけでもかなり楽になる」


 言いながら振動剣の切っ先で床を軽くつつく。

 単分子ブレードにしろ振動剣にしろ、鋼板もコンクリートも容易に切り裂く。世間では武器としてではなく工具として一般的な物だ。

 爆薬を使っての突破より時間は掛かるが、外でステフが暴れている今なら破壊音や振動を探知される心配は減る。


「この下の部屋は今のところ無人です。ですが、時間をかけている場合でしょうか?」

「なに、発破かけるよりは遅いが三分もかからん。それくらいで危なくなるほど、うちの娘はやわじゃない。下に誰もいない今のうちにやるだけやるぞ」


 言うが早いか、トッドは振動剣のスイッチを入れる。微かなノイズを立てる刃を大きく振りかぶると、渾身の力を込めて床に突き立てた。

 激しい火花を散らしながら刀身の殆どがコンクリートの床に潜り込むと、刃が折れないよう力をかけ方に注意しながら切り裂いていく。


「トッド。監視機器への干渉に気づかれました。詳しい位置は押さえられていませんが、研究所内部の捜索が始まるのも時間の問題です」


 一抱えもあるコンクリート塊を切り出した所で、寧が冷静な口調で言った。

 今開いている穴では、寧はともかくトッドが通るには少々狭い。


「悪いが、うちの娘に伝言頼む。『全部使って平らに均せ』とな。そう言えば分かる」

「……先ほどのあれですか? 何なのですかあれは」


 寧の脳裏に浮かんだのは、ステフが抱えていた金属筒だった。様々な兵器の知識がある寧にとっても初めて見るもので、超能力による探査が出来ない今はどんな兵器なのか見当もつかない。


「ただの工具だよ。うちの工具箱に転がってた奴だ」


 床に開いた穴を更に広げるように切り裂きながら、トッドは口の端で笑った。




 ステフは弾切れしたグレネードランチャーを投げ捨て、警備兵の一人が持っていたガウスライフルを手に取った。手袋に内蔵された保安装置解除に特化された極小の端末が、グリップを握ると同時にガウスライフルに仕込まれたセキュリティの突破を開始する。

 その間もガウスライフルの高速弾が豪雨の如き密度で降り注ぐが、射線を振り切ると大破した戦闘車両の影に隠れてやり過ごす。


 動力装甲服パワードスーツを着た警備員――終端装置T・デバイスの数が多い。突入後十一体は倒したが、予備弾倉も含めてグレネードランチャーの弾は全て使い切ってしまった。

 ガウスライフルでは余程装甲の薄い場所に当てないと弾かれるような、人型装甲車とも言える動力装甲服パワードスーツは、終端装置T・デバイスが好んで使う装備だ。

 人造人間たるステフでも、ガウスガン程度では致命傷を与えるのは難しい。単分子ナイフを構えて接近戦を挑んだ方がまだマシな位だ。


 ガウスライフルのセキュリティが解除された事を告げる微振動と同時に、言いようのない悪寒が背筋を走った。

 それを裏付けるように、ステフの隠れた走行車両を揺らしていた弾雨が止んだ。

 僅かに差した影に、ステフはグレネードを一つ残してその場から飛び退き、一瞬遅れて何かが地面に落ちてきた。

 地面に激突した影――動力装甲服パワードスーツを着た警備員は、間髪入れずステフにガウスライフルを向けるが、銃爪ひきがねが引かれるよりも早く足元のグレネードが起爆した。

 総重量数百キロを超える動力装甲服パワードスーツは、一発や二発のグレネードでは破壊出来ない。ただし二本足で立っている以上はバランスを崩す事もある。

 足元で起爆したグレネードの爆風に押された動力装甲服パワードスーツは、狙いを付けることも出来ずに前につんのめった。内蔵端末で制御されたスタビライザーが姿勢を制御しようとするが、その隙を逃すステフでは無い。

 肩の複合装甲から覗く二センチほどの隙間から、間接部を狙ってフルオートでガウスライフルの高速弾を叩き込み、機械式の間接諸共に中身の人間の腕を引き裂いた。


 だが動力装甲服パワードスーツを着込んでいるのは、重サイボーグ――過剰な痛みはブロックされ、出血や外傷によるショック症状への耐性も備えている。腕が肩からもげても、その行動を止めるには至らない。

 残った左腕でセンサーの密集した顔を庇いながら、倒れかかる勢いをそのままにステフへと突進した。

 苦し紛れの突進に当たるようなステフではないが、相手は背中に背負った小型ロケットに点火して更に加速した。


 すんでの所で動力装甲服パワードスーツの突進はかわしたが、すれ違いざまに伸ばされた格闘用の大型マニピュレータが、ステフの細い腰を掴んだ。

 一トンをゆうに超える握力に骨が軋む。人間なら掴んだ場所が引きちぎられていただろうが、ステフは腹に力を入れて肉に食い込むマニピュレータを押し返す。

 予想外の抵抗に、表情こそ見えないが怯んだのが分かった。


 ガウスライフルを投げ捨てたステフは、辛うじて掴まれなかった背中のガウスカノンを抜くと、銃身を折りたたんだまま動力装甲服パワードスーツの肩口へと砲弾を叩き込んだ。

 銃身を折りたたんだ状態では威力は減るが、戦車に比べれば柔らかい動力装甲服パワードスーツで防げるものではない。ステフを掴んでいた腕が千切れ、内部からの衝撃に間接をあらぬ方に向けながら倒れ伏す。


っきしょーDamn it、人のお腹思いっきり掴みやがってっ!」


 マニピュレータを引き剥がしながら毒づくが、終端装置T・デバイスも攻撃の手を休める事は無い。

 ステフを追い込むべく弾幕を張られると、建物の影には逃げ込めたものの下手に顔を出す事も出来ない。

 上に跳ぶか――全力なら三階建ての建物なら屋上にまで跳び上がれる。しかし顔を上に向けたステフは、屋上へ回り込んだ警備員が身を乗り出すのを目にし、即座にガウスガンを抜き撃つと、三人ばかり頭に大穴を開けてやった。

 この調子では、屋上へ上がっても遮蔽物無しでやりあう事になるだろう。


 ガウスカノンの残弾は予備弾倉含めて十発。

 敵は目視出来る限りで動力装甲服パワードスーツが十九、重装備の警備員が二十四、戦闘車両が四。気配や音から判断出来る増援は、その倍はいるだろう。

 装甲目標に限っても、一発で二人以上倒してもまだ弾が足らない。


「どうするかなー。余力は残しておきたいけど、本気でやるかなあ」


 ガウスカノンに頼らずとも、打てる手はまだ幾つかある。

 終端装置T・デバイスを倒せば全てが終わるのなら問題ない。

 だが、寧がいる。

 トッドになんと言われようと、寧がなんと言おうと、ステフの中で寧はまだ敵の一部だ。

 殺せる手段を残し、その一瞬まで隠しておくに超したことは無い。


 迫り来る終端装置T・デバイスを返り討ちにするか、考えを巡らせるステフの端末に一件の着信があった。

 送り主は寧。

 内容は短く『全部使って平らにならせとの事です』の一文のみ。

 だがそれを見たステフは思わず顔をほころばせた。


 ガウスカノンを背中に背負い直すと、代わりに金属筒を脇に抱えるように構えてスイッチを押した。

 六角柱状の金属筒は腕の中で縦に割れると、端部から銃のようなグリップがせり出した。そして逆側に開口した五つの銃口に沿って、左右から覆いが伸びると最後にリング状のグリップが金属筒の半ばから現れた。


 ステフは金属筒から現れたグリップを握りながら、自己診断プログラムを走らせた。

 結果は十全。戦いの最中に何度かぶつけたりしたが、表面に傷はついていても内部の損傷は無いようだ。


「平らにならせ、か。んじゃ、地上はどうなっても良いって事ね」


 唇を舌で舐めながら、ステフは獰猛な笑顔を浮かべる。

 端部のグリップについたスイッチを一段階押し込み、アイドリング状態に持って行くと、金属筒から低い唸りが漏れ始める。

 呼吸を整えながら意識を集中して気配を探ると、援護射撃を受けながら動力装甲服パワードスーツが三体、壁沿いに近寄ってくるのが分かる。


 ステフは背を預けていた壁に向き直りながら、スイッチをもう一段押し込みつつ両手に力を込めた。

 瞬間、五つの銃口から続けざまに発射される重金属粒子が、コンクリートの壁を粉砕しながら、建物の向こうにいた動力装甲服パワードスーツを三つ纏めて両断する。

 亜光速で射出される重粒子の威力は衰えず、後方四十メートルは離れていた戦闘車両まで切り裂いた。

 体が浮き上がりそうな反動を、動力装甲服パワードスーツを上回る膂力と類い稀なバランス感覚で御しながら、ステフは長さ八十メートルにも及ぶ重粒子の光条を振り回した。


 大型構造物破砕用重粒子加速筒。

 ブラストピラーとも言われる工具がこの金属筒の正体だ。

 内蔵されたレーザー加速器から撃ち出される重粒子の刃は、凄まじい反動と発熱を伴う上に大気による減衰も大きい。開発したVKK財団の重工業部門もたった数基作っただけで、改良や継続的な開発を諦めている。

 偶然これを手に入れたトッドとステフも、使い所が無く今日まで倉庫に放置していた物だ。


 周囲を薙ぎ払うくらいにしか使えないブラストピラーだが、ステフ一人で囲まれているこの場においては最適な武器であった。

 脳裏に閃く気配を頼りに、ステフは重粒子の光条を叩き込み、人も建物も車両も対人ドローンも、一切の区別なく粉砕し両断する。

残骸となった動力装甲服パワードスーツや戦闘車両の間を駆け抜け、目につく相手へ手当たり次第に重粒子の刃を叩き込むと、終端装置T・デバイスの動きが目に見えて鈍くなっていった。

 たった一人の少女を相手に、数と質で数多の障害を押し潰してきた終端装置T・デバイスが怯んでいる。

 大気と重粒子の摩擦が産み出す陽炎の中、まるで昔――蛍門工業公司の元で戦っていた時のような昏い快感に、ステフは背筋をぞくりと震わせた。


「さあさあ! 早くあたしを殺さないと、ほんとに更地になるよおっ!」


 叫ぶように挑発しながら、動きの鈍った相手へとブラストピラーの刃を叩き付け、炭化した肉と溶けた金属の混ざった残骸を次々と生産していく。


 既存の兵士や工作員を凌駕し、圧倒的な力で蹂躙し、非合法な社会におけるパワーバランスを崩す。

 それこそがステフの作られた目的であり、その手にあるブラストピラーはまるでその為にあつらえた武器のようになじんでいた。

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