5時間目 消しゴムドミノ♪

「あっ、あと少し…あっ!ちょ、ちょまって!」

俺は、1人で小声で授業中に叫んでしまった。

『おい、ミツル! テメェ! うるせいぞ!』

「すっ、すいません!」

美術のマツモト先生に俺は、注意をされてしまった。


「あと、少しだったのに…」

俺は、美術の授業で消しゴムハンコを作っている。

だが、俺が今、やっているのは、ハンコ作りではない。そう、消しゴムを並べて、スリルを楽しみ、出来れば感動の味わえる、その名も、


《 消しゴムドミノ 》


である。


俺は、美術の授業の時間に、どこまで、並べられるのかに、挑戦をしている。


「なに、やってるんだ?」

俺の後ろから、ツトムが、話しかけてきた。

「消しゴムドミノやってるんだ」


その時、まさかの出来事がおきた。

ツトムが後ろの誰かにぶつかり、ツトムが俺に当たってしまった。

「しっ…しまった!!」

俺は、全力で消しゴムドミノに当たらないようにしたが、結局、俺の伝説のアートは、

その場で幕を閉じた。

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中学生の日常 きいちご @OTAK

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